米 トランプ氏 一転し共和党主流派支持を表明

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(写真:businessinsider )

(NHK)アメリカ大統領選挙と同時に行われる連邦議会選挙をめぐり、共和党のトランプ氏は、一度は不支持を表明していたライアン下院議長など党主流派への支持を表明し、党内の関係修復を図ることで支持率を回復するねらいがあるものとみられます。

共和党のトランプ氏は、ことし11月に大統領選挙と同時に行われる連邦議会選挙について、再選を目指す党主流派のライアン下院議長や重鎮のマケイン上院議員などについて、「まだ支持はできない」と発言し、党内から批判が高まっていました。

トランプ氏は5日、ライアン氏の地元の中西部ウィスコンシン州で演説し、「われわれは結束して選挙に勝たねばならない。アメリカを再び偉大にするため、ライアン下院議長を支持する」と述べ、これまでの立場を改め、ライアン氏やマケイン氏などへの支持を表明しました。

トランプ氏は最近、アメリカ兵の息子を亡くしたイスラム教徒の夫婦を侮辱したとされる問題などで、大統領としての資質を問う声が相次ぎ、共和党の現職議員の間でも民主党のクリントン前国務長官への支持を表明する動きが出ています。世論調査の平均値でも、この1週間でクリントン氏の支持率が3.6ポイント上昇して47.3%となったのに対し、トランプ氏は2.8ポイント下がって40.5%となっており、両候補の差が開いています。

トランプ氏としては、党主流派との関係修復を図ることで、支持率を回復するねらいがあるものとみられます。

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