米、WHOのコロナ対応を称賛 トランプ時代からの転換鮮明に

(VOVWORLD) -米新政権は21日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の対応を主導してきたWHO=世界保健機関を称賛するとともに、アメリカが加盟国としてとどまると言明し、前政権から方針転換しました。
米、WHOのコロナ対応を称賛 トランプ時代からの転換鮮明に - ảnh 1(写真:AFP/TTXVN)
米国立アレルギー感染症研究所所長で、ジョー・バイデン政権の首席医療顧問に指名されたアンソニー・ファウチ氏は、WHO理事会の会合で、WHOについて「困難な状況下、ワクチンや治療、診断を加速させるよう、科学、研究そして開発に関わる人々の結集を促した」と表明しました。WHOは「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)との闘いにおいて、各国と全面的に協力」してきたと述べました。

ファウチ氏の発言は、ドナルド・トランプ前大統領が展開したWHOへの厳しい批判からの決別を鮮明に示すもの。トランプ氏は昨年、アメリカのWHOからの脱退手続きを開始しましたが、バイデン氏は大統領就任初日の20日、その方針を転換しました。

21日のWHO向けの演説で、ファウチ氏は米政府が資金拠出を再開する意向であることを強調しました。アメリカは長年、WHO加盟国で最大の資金拠出国でした。また米政府が「WHOの強化と重要な改革の推進のため、関係各国と建設的に協力する」意向だと表明しました。

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