[ロイター] - ペンス米副大統領は18日、ミュンヘンで開かれた安全保障会議で演説し、トランプ大統領は北大西洋条約機構(NATO)を完全に支持していると強調しました。
副大統領は「アメリカのNATOに対する完全な支持と揺るぎのない関与をトランプ大統領に代わって保障する」と表明しました。
「大統領は米国が常に欧州を支持すると約束している。われわれは自由、民主主義、正義、法の支配という崇高な理念で結ばれている」と述べました。
ペンス米副大統領
(写真:EPA/TTXVN)
同時に防衛費について「一段の取り組みをすべき時期にきている」と述べ、欧州諸国に負担を増やすよう改めて求めました。
イランについて「中心的なテロ支援国家」と述べ、核合意を受けて投資や貿易で関係を深める欧州との違いを際立たせました。
ロシアに関してはウクライナ東部の停戦を定めたミンスク合意を順守するよう求めました。
「アメリカはロシアと一致点を探る。トランプ大統領はそれが可能だと考えている。その一方で引き続きロシアに責任を負わせる」と語りました。
フランスのエロー外相はペンス副大統領が欧州連合(EU)について言及しなかったことに失望を表明しました。「トランプ大統領は英国のEU離脱決定を大喜びし、他の国も追随すると述べている」と指摘し、副大統領が20日にブリュッセルのEU本部を訪れる際に明確な立場を示すことを望むと述べました。