米国、ベトナムの半導体産業における高度人材育成を支援
(VOVWORLD) - 7月16日午後、ハノイで(NIC)ベトナム国立イノベーションセンターがアメリカの無線通信向け高周波半導体の製造メーカQorvo(コルボ)社と、半導体開発用ソフトウェア企業「ケイデンス・デザイン・システムズ」の協力を得て、集積回路設計トレーニングプログラムの開講式を開催しました。
このプログラムでは、Qorvo社が米国基準に基づいた集積回路設計分野の講師や上級専門家を派遣し、同社の研修プログラムを提供します。一方、ケイデンス・デザイン・システムズはトレーニングに必要な集積回路設計ソフトウェアのライセンスを全面的に支援します。
参加者は3ヶ月間、ハノイのNIC施設で集中的に学習します。このコースは理論と実践を組み合わせ、半導体技術とCadence Virtuosoという業界標準ソフトウェアを使用したアナログ集積回路設計について、体系的な訓練を行います。選抜された40名の参加者には奨学金が授与され、ハノイの大学から優秀な講師や学生が選ばれています。
開講式では、NICとQorvo社の間で覚書の調印式も行われ、計画投資省のグエン・チー・ズン大臣とQorvo社のボブ・ブルッゲワース会長が立ち会いました。このM覚書は、ベトナムの半導体エコシステムの促進を目的とし、特に研究開発、エコシステム開発、高度人材育成、そして優秀な学生やエンジニアへの奨学金提供において、両者の戦略的協力を約束するものです。