米英首脳会談、FTA交渉開始合意へ


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トランプ大統領=AFP/TTXVN


イギリスのメイ首相は27日午後(日本時間28日未明)、アメリカのワシントンでトランプ大統領と首脳会談に臨む予定です。イギリスの欧州連合(EU)離脱後に米英の自由貿易協定(FTA)の交渉を開始することで合意する見通しです。北大西洋条約機構(NATO)の在り方についても協議します。イギリス側には米との「特別な関係」をテコに経済面の懸念を払拭し、欧米の仲介役として存在感を高める狙いが透けるということです。

メイ氏は26日朝、出発に際し、「米英の『特別な関係』を時代に合った新しいものにしたい」と意気込みを語りました。メイ氏は26日午後に共和党集会で米英関係の強化について演説しました。27日に、外国首脳として初めて、トランプ氏と会談します。

会談で目玉となるのが米英のFTA交渉だということです。市場や産業界で離脱後の英経済への不安が高まるなか、イギリス側は今回の会談で米国からFTAの交渉への確約を取り付け、こうした不安の払拭を目指します。

アメリカはイギリスにとり輸出入の1~2割を占めるEUに次ぐ規模の貿易相手となっています。イギリスはアメリカを足がかりに、中国やインドなど非EU諸国とのFTA交渉にも弾みをつける思惑です。

トランプ氏はイギリスのEU離脱を「賢い選択だ」と支持し、FTAについても「適切に迅速にやろう」と話します。ビジネス界出身のトランプ氏も多国間より2国間での交渉で有利な条件を引き出せると見ているもようです。

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