(VOVWORLD) -米韓両政府は10日、「核協議グループ」(NCG)の第3回会合をソウルで開きました。朝鮮民主主義人民共和国との衝突に備えた核対応を巡る連携に関するガイドライン(指針)を検討しました。
(写真:YONHAP News) |
昨年の米韓首脳会談で、米側は北朝鮮との衝突を想定した核運用計画について韓国と情報共有を深めることで合意しました。
昨年12月の第2回会合で米韓は、朝鮮民主主義人民共和国が米国やその同盟国に核攻撃を行えば「迅速、圧倒的かつ断固とした対応」を取ると警告しました。
今回の会合はそのフォローアップを目的としています。共同声明は指針について、「信頼でき効果的な」核抑止政策と態勢を維持し強化するための原則と手順の大枠を示すものとしています。
共同議長を務めた米国のナラング次官補代理(宇宙政策)は会見で「指針は、朝鮮民主主義人民共和国の核危機における協議の原則と手順、および作戦概念と演習に関する情報を含む」と述べました。
韓国のCho Chang-rae国防副大臣は、今夏の定例演習では、朝鮮民主主義人民共和国の核兵器使用を想定した模擬机上演習を行うと述べました。(ロイター)