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ロイター通信などは12日、イギリスのメイ首相が17日に欧州連合(EU)離脱を巡る英国の方針について演説すると報じました。
首相報道官は12日、「演説ではEU離脱交渉に向けた方針、EU離脱後のグローバルな英国の将来像について概要を示す」と説明しましたが、演説の場所などには言及しなかったということです。
メイ氏は3月末までにEUに離脱通知を行うと表明していますが、交渉方針など詳細については明らかにしていません。イギリス国内では「方向性が見えない」といった批判も出ています。
EUとのこれまでのやり取りで、メイ氏はEUからの移民規制とEU単一市場での貿易を目指しています。EU側は単一市場への参加には四つの自由(人、モノ、カネ、サービス)を守ることが絶対条件だとして移民流入を規制しないことを求めており、双方の立場は対立しているということです。