貧困者と隔離施設に入っている人がテトを楽しめるように
(VOVWORLD) - ベトナムの伝統的な旧正月テトが近づいている中で、全国各地は貧困者と隔離施設に入っている人がテトを楽しめるように様々な支援活動を行っています。
今回の新型コロナウイルス感染症の第3波において感染者が最も多いベトナム北部ハイズオン省では、1万以上の住民が隔離施設に入っているとともに、多くの町や村が封鎖されています。こうした事情を前に、ハイズオン省の各レベルの行政府は隔離施設に代表団を派遣し、施設に入っている人たちにテト用品を手渡しました。また、ベトナム農業農村開発銀行ハイズオン支店は同省の農民協会と協力して、テトに欠かせない料理バインチュン5千個を隔離施設に入っている人たちに贈りました。
また、隔離施設では、施設内の人たちが楽しいテトを過ごすために、大型テレビが設置されるとともに、春をテーマにした絵画コンテストや新型コロナとの闘いをテーマにした作文コンテストなどの活動も行われています。
一方、多くの工場がある南部のビンズオン省では、数十万人の労働者が新型コロナの影響で帰省できず、家族を離れてテトを過ごすことを前に、現地行政府は労働組合と協力して、労働者にテト用品や支援金を渡しました。
他方、旧暦12月30日に当たる11日現在、北部ソンラ省の行政府は総額120億ベトナムドンのテト用品を貧困者などに贈りました。