会議の光景
14日午前ハノイで開催中の第14期国会常務委員会第3回会議では、貿易管理法案の討議が行われました。席上、多くの国会議員は、「貿易管理法は、貿易活動の発展に有利な条件を作り出すと共に、世界経済への広範な参入という背景の中で経済の競争力を向上させる内容を規定する必要がある」と提案しました。また、議員らは、「貿易発展政策は、ベトナム製品の商標作り、その品質と競争力の向上、輸出の推進、輸出市場の拡大と多様化に繋がる重要な手段の一つであることから、起草委員会が、貿易発展政策とその実施のための条件を具体的に規定するために研究してゆくよう」要請しました。
一方、グェン・ティ・キム・ガン国会議長は「2013年憲法は、法律だけが組織や個人経営の自由権を制限すると規定している。その一方で、輸出入品の制限は実に経営の自由権の制限に違いないのである。そこで、法案の中に、輸出入禁止品目を具体的に規定する必要がある。これは、安定的かつ明白な法的基礎を確保するから。」との見解を述べ、次のように語りました。
(テープ)
「この規定は貿易管理法に入れるのではなく、政府に託されれば、憲法の精神に合致するかどうかを判定させたいのです。出来ればこの法律に具体的な規定を盛り込む為に、よく検討した方が良いのではないかと私は思っています。」
なお、14日午後の国会常務委員会会議は、資産競売法案の討議を行いました。