(VOVWORLD) -ファム・ミン・チン首相の招きに応え、日本の石破茂首相夫妻は27日から29日にかけて、ベトナムを公式訪問しました。この機に、双方は越日の共同コミュニケを発表しました。
その中で、ベトナムと日本が緊密に連携し、新時代に向け二国間協力をさらに強化していくことが確認されました。また、安全保障・国防・外交、経済、草の根交流、地方協力、文化、教育、多国間枠組みにおける協力、重要な協力プロジェクトの実施促進などに関する内容も盛り込まれています。 特に、安全保障・国防・外交の協力に関し、既存の協力メカニズムに加えて、両側は、2026年における『科学技術に関する合同委員会』メカニズムの再始動を目指して緊密に連携することで一致しました。また、「海洋対話」メカニズムのさらなる促進、外交・国防次官級による「2+2対話」メカニズムの新築、その初会合を年内に日本で開催することでも一致しました。 経済関係の強化に関し、ベトナムが2030年までに半導体分野に従事する専門家5万人を育成するという目標に基づき、両首相は、双方の大学教育機関の連携を踏まえ、半導体人材の育成を促進していくことで合意しました。 日本側は、温室効果ガス排出量の削減を目指すベトナムの29のプロジェクトに関する提案を積極的に評価しました。両国は、科学技術、イノベーション、デジタルトランスフォーメーション分野での協力を、ベトナムと日本の二国間関係における新たな柱とすることでも一致しました。