2000万人超に飢餓の恐れ=44億ドルの支援要請-国連
極度の栄養失調に苦しむ南スーダンの子ども=AFP/TTXVN
国連のグテレス事務総長は22日、国連本部で記者会見し、今後半年間でナイジェリア、南スーダン、ソマリア、イエメンの4カ国で、2000万人以上が飢餓に直面する恐れがあると警告し、3月末までに44億ドル(約5000億円)の支援を加盟国に要請しました。グテレス氏は「緊急かつ強力に行動すれば、最悪の結果は防げる」と強調しました。
国連によりますと、4カ国では子供約140万人が深刻な栄養失調で死に至る可能性があるということです。飢餓の恐れがあるのはナイジェリア北東部で510万人、南スーダンで500万人、ソマリアで290万人、イエメンで730万人に上る。南スーダンでは、既に10万人が飢えに襲われています。(時事)