3月末までの離脱通知同意、英下院、政府の方針説明条件に
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(共同)7日、英下院はメイ政権が来年3月末までに欧州連合(EU)に離脱通知をするとしている日程について、事前に政府の交渉方針を説明することを条件に、同意すると決めました。
メイ政権は事前に交渉戦略を明らかにすることは離脱交渉での英国の立場を弱めるとして否定的で、詳細な方針をどこまで示すかは明らかではありません。
野党労働党が方針説明を求める動議を提案しました。政府側が交渉日程への同意を条件にする修正案を出し、448対75で可決されました。
メイ氏は離脱への動きを後戻りさせることはないとしていますが、どのような離脱条件や将来のEUとの関係を模索するかについて明確にしていないことに国内で不満が高まっていました。
今年6月の国民投票では離脱支持が僅差で上回ったことを受けて、労働党は政府の離脱手続き推進を阻止しない構えです。