ASEAN東南アジア諸国連合は2030年に世界第4経済圏になる見込みですが、ASEANのグローバル的な競争力を高めるためには、加盟国間の発展レベルの格差を早期に是正する必要があるとの意見が多くの専門家から出されています。
ASEAN加盟国の競争力ランキング調査結果の発表会
シンガポールのアジア競争力研究所が実施した調査結果によりますと、ASEAN加盟10カ国の中で、シンガポールは競争力について1位に立っていますが、ベトナムは7位であるとしています。
ベトナム中央経済管理研究所のグエン・ディン・クン所長は、ASEAN内の発展格差を縮小するため、ベトナムのような国はさらに改革を進め、競争力を高めなければならないと強調しました。
一方、シンガポールのアジア競争力研究所のタン・ケー・ザップ教授は、ベトナムは今後2、3年以内に、さらに発展する余地が大きいと述べ、ベトナムはASEANの発展レベルにおいて下位から4カ国の一つであるものの、ラオス、カンボジア、ミャンマーより発展の優位に立っているとの考えを示しました。