ホアイ ご機嫌いかがですか皆さん。ホアイです。
アン こんにちは。アンです。ベトナム南部には古典芸能のカイルオン(Cai Luong)はベトナム版オペラのようなものがありますね。子供を含めた若い世代にもこの伝統芸能の面白さを理解してもらうため、カイルオンの芸人は創意工夫をしなければなりません。
ホアイ 子供たちにとって、古典を理解するのは大変ですよね。でも、この1年、ホーチミン市のドンアウバックロン( Dong Au Bach Long) というカイルオングループが上演する演目は子供たちの心を奪っています。今日のこの時間は子供たちにカイルオンを紹介するため取り組んでいるドン・アウ・バック・ロンというカイルオングループについてご紹介しましょうか?
アン はい。面白そうですね。
現場の音
これは「ヒキガエルが神様を告訴する」というカイルオン劇の内容の一部です。この劇は子供向けのものです。毎日、この劇団は3時間にわたり、子供向けの劇を練習しています。この1年、同劇団は子供向けの10作品を公演しました。
ホアイ これを通じて、子供たちはカイルオンの面白さを少しずつ理解できるようになります。カイルオンの芸人バク・ロンさんは次のように語りました。
(テープ)
「私たちはカイルオンの公演者として若者に受け継いでもらうことを望んでいます。第2はカイルオンの若いファンを作り出すことです。それでないと、今後、カイルオン劇は徐々になくなってしまうでしょう。現代子はアニメ、ヒップホップなどに夢中になっています。ですから、子供たちにカイルオンを紹介しなければ、これからの世代はまったくカイルオンを知らいことになるでしょう」
ホアイ 芸人バク・ロンさんの話でした。ドン・アウ・バック・ロンというカイルオン・グループはカイルオン劇を通じて、子供たちに故郷への愛、親孝行などの人情物を教育しています。
アン それぞれの劇は子供たちに教訓を教えます。例えば、「白い馬と大きな大根」という劇は家庭内の愛をほめるものです。そして、「ヒキガエルが神様を告訴する」劇は子供たちに節約の習慣を教えます。子供向けのカイルオンを制作する時、バクロンさんは子供たちに馴染み深い内容を取り入れ、子供たちを楽しませています。
ホアイ また、芸人たちは子供向けのカイルオン劇を公演する時の舞踊に創意工夫をしなければなりません。剣の踊り、船の漕ぎ方などを再現する踊りがよく使われます。歌を歌いながら、踊るのは簡単ではありませんが、子供たちのため、誰もが頑張っていますね。
アン そうですね。では、この辺でちょっとティタイムにして、音楽をお聴きいただきましょう。
「 」 をお送りしました。
話を続けましょう。ホーチミン市文化スポーツ観光局所属芸術公演センターのスポンサーにより、現在、ドン・アウ・バック・ロンというカイルオン・グループは週4回カイルオンを公演しています。そのグループの芸術家であるグェンティフォンさんは次のように語りました。
(テープ)
「新しい役を演じるのは難しいですが、子供たちを楽しませるためがんばっています。」
アン フォンさんの話でした。
ホアイ 一方、ホーチミン市の芸術公演センターのグェンヒュルアンセンター長は次のように語っています。
(テープ)
「ホーチミン市の芸術公演センターは伝統的芸術の発展に力を入れているいくつかの芸術団を支援しています。この1年間、私たちはホーチミン市内だけでなく、郊外でも芸術公演を行うため、多額の支出をしました」
ホアイ グェンヒュルアンセンター長の話でした。ホーチミン市の芸術公演センターのようなスポンサーと伝統的芸術の保存、発展に関心を寄せている芸術家の努力により、子供たちが伝統的芸術を楽しむことができますね。
アン そうですね。では、おしまいに歌をお聴き頂き、今日のハノイ便りを終わりにしましょう。
「歌」をお送りしました。
リスナーのみなさん。今日のこの時間は子供たちにカイルオンを優しく紹介するため取り組んでいるドン・アウ・バック・ロンというカイルオングループについてご紹介しました。それでは、今日のハノイ便りの時間はここで終わります。来週のこの時間に又お会いしましょう。ごきげんよう。
Chao cac ban。