ポーランドの女性エディタ・ロズコとベトナムとの絆

ハノイ便りの時間がやってまいりました。

ホアイ ご機嫌いかがですか皆さん。ホアイです。

アン こんにちは。アンです。ベトナム中部クアンガイ省リーソン島の島民にとって、ブラウンヘアのある女性が自転車に乗って、リーソン島のいたるところに行って、地元の人々とベトナム語で話している姿が馴染み深いものとなりましたね。

ホアイ そうですね。これはポーランドの女性エディタ・ロズコさんです。エディタさんにとって、ベトナムは魅力的な所となってきましたね。

ポーランドの女性エディタ・ロズコとベトナムとの絆 - ảnh 1

アン そうですね。今日のこの時間はポーランドの女性エディタ・ロズコとベトナムとの絆についてお話しましょうか?ホアイさん。

ホアイ いいですね。エディタさんにとって、ベトナムに来るのは運命によるもののようです。2002年、エディタさんは中国に留学するつもりでしたが、彼女の先生の勧めにより、ベトナムに来ることになりました。

アン その時、エディタさんは4年間、ベトナムに滞在し、ベトナム語を勉強しました。エディタさんの話をお聞きください。

(テープ)

「2003年、初めてベトナムに来た時、ロシア語を使わなければなりませんでした。その後、ベトナム人の教師から、ベトナム語を勉強しました。私は日常生活でできるかぎりベトナム語を使いました」

アン 2005年、ベトナムでの留学を終えて帰国したエディタさんはいつもベトナムのことを思っています。そして、博士号を取得する論文を作成する時、エディタさんはベトナム中部クアンガイ省を選びました。

(テープ)

「私は当時の仕事を変えるため、学習を始め、ベトナム中部に関する資料を集めました。その時、フランスの極東学院がクアンガイ省で研究活動を行っていましたので、私はこの学院のメンバーと共にクアンガイ省に行きました。私は民間信仰を研究するため、1年間にわたり、リソン島に住みつきました」

アン エディタさんの話でした。では、ここでちょっとティータイムにして、歌をお聞きいただきましょう。

ベトナム我が故郷(Viet Nam que huong toi)  をお送りしました。

ポーランドの女性エディタ・ロズコとベトナムとの絆 - ảnh 2

話を続けましょう。エディタさんはリーソン島を始め、クアンガイ省の文化と信仰に深い印象を持っています。総面積10キロほど小さい島であるリソン島は多くの遺跡があります。これらの遺跡は地元の住民により大切に保存されています。

ホアイ リーソン島の信仰文化も非常に独特です。この島にはチュオンサ群島へ派遣された兵士の恩をしのぶための祭りや鯨を供養する式典など多くの伝統的祭りがありますね。

アン そうですね。帰国したエディタさんさんは博士号を取得してから、色々な仕事で忙しかったが、リーソン島を始め、ベトナムのことを忘れることはできませんでした。

ホアイ 2013年、エディタさんはEU欧州連合にベトナムの海洋文化研究テーマを提出しました。この研究テーマの実施のため、彼女はリーソン島に戻ることができました。

アン 7年後リーソン島に戻ったエディタさんはこの島の変貌に驚きました。エディタさんの話です。

(テープ)

「7年後リーソン島に戻った私はリーソン島で行われる儀式に変化があることを発見しました。昔、信仰の儀式が行われる際に、女性は参加できませんでしたが、こんにちは女性も参加できるようになりました。そして、観光客も参加していました。文化も変化しました。時が経つと共に、文化も移り変わっています。私はその変化を研究しています」

アン 生活は変貌していますが、リーソン島の性格の素朴さと親しみやすさは相変わらずです。エディタさんにとって、それがリーソン島の魅力です。

(テープ)

「ここに住む人々は深い関係にあります。家と家との距離も近いから、互いに理解し、互いに助け合っています。」

アン この島に住んでいる時、エディタさんは地元の住民からの熱心な手伝いを受けています。リーソン島に住むボ・バン・ウットさんは次のように語りました。

(テープ)

「当初、エディタさんがベトナムの民間文化やリソン島の伝統的祭りを研究していることを知って、嬉しく思っています。そのため、私はエディタさんの研究活動を助けました」

アン エディタさんだけでなく、彼女の夫もベトナムに引き付けられています。エディタさんの夫はオランダ人の民族学研究者です。彼は20年間にわたり、ベトナム中部高原地帯ティグェン地方の文化を研究してきました。エディタさんは次のように語りました。

(テープ)

「私たちはあるシンポジウムで出会いました。最初に、ベトナムで話しましたが、現在は主に英語で語り合っています。しかし、仕事や必要な場合にベトナム語で交わしました。私たちは二人ともベトナムを愛し、ベトナムを第二の故郷とみなしています」

ポーランドの女性エディタ・ロズコとベトナムとの絆 - ảnh 3

アン エディタさんの話でした。では、おしまいに、歌をお聴き頂きながら、今日のハノイ便りを終わりにしましょう。
「美しいベトナム」( Xinh tuoi Viet Nam) をお送りしました。

リスナーのみなさん。今日のこの時間はポーランドの女性エディタ・ロズコとベトナムとの絆についてご紹介しました。それでは、今日のハノイ便りの時間はここで終わります。来週のこの時間に又お会いしましょう。ごきげんよう。  

Chao cac ban。


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