身体障害児向けの学校

ホアイ ご機嫌いかがですか皆さん。ホアイです。

アン こんにちは。アンです。去る4月18日はベトナムで身体障害者の日でしたね。

ホアイ そうですね。統計総局によりますと、ベトナムでの身体障害者の数は2013年現在、およそ530万人で、総人口の6%を占めています。

身体障害児向けの学校 - ảnh 1

アン ベトナムでの身体障害となったのは戦争、労働災難、交通事故などが主な原因です。身体障害者の生活を支援するため、近年、ベトナム政府は多くの優遇政策をとっておりますが、特に、2010年ベトナム国会は身体障害者法を採択しましたね。

ホアイ そうですね。身体障害児にとって、特別な学校で教育されることは大切でしょうね。これらの学校は立派でなくても、彼らが社会に溶け込めるような技能を身に付ける場所となっていますね。

アン そうですね。今日のこの時間はホーチミン市にあるいくつかの身体障害児向けの学校を訪れましょうか?ホアイさん。

ホアイ はい。そうしましょう。「将来」トゥン・ライという名付けられた学校がホーチミン市の第3区にあります。現在、この学校には40人の身体障害児を教育しています。

アン これらの子供たちは自閉症、多動性障害のある子供、知的障害児、脳性麻痺などさまざまです。この学校に在学している子供は6歳から16歳までです。障害の種類は違いますが、共通点は多くの子が話すことができません。「将来」学校のドゥ・ティ・フォン・ガ( Do Thi Phuong Nga) 校長は次のように語りました。

(テープ)

「わが校に在学している子供たちはほとんどひどい障害を持っていますから、言語と生活技能がありません。そのため、学校で、私たちは言語と生活技能を集中的に教育しています」

アン ガ校長の話でした。かつてこの学校で長年にわたり教鞭をとっていたファン・ティ・トゥ・フォン( Phan Thi Thu Huong) さんは次のように語りました。

(テープ)

「これらの子供たちは幸運に恵まれていないため、私たちが彼らに教える時、適切な教育カリキュラムを作成すると共に、心をこめて教えなえればなりません。彼らに教えるのは難しいですから、いつも、父兄と緊密に協力しあう必要があります。」

アン フォンさんの話でした。では、この辺でちょっとティタイムにして、音楽をお聴きいただきましょう。

「 」 をお送りしました。

身体障害児向けの学校 - ảnh 2

話を続けましょう。一方、ホーチミン市第1区には聴力障害児向けの「希望1号」という学校があります。物質面において、多くの困難に直面していますが、この学校の教師は生徒に最善の教育環境を整備するためいつも努力しています。

ホアイ この学校は読み書きの仕方を教育する他、刺繍、コンピューターの使い方、絵描きなどをも教えます。聴力障害児向けの学校なので、教師を選択する要求は厳しいです。

アン 「希望1号」学校のチャン・ティ・ゴイ校長は次のように語りました。

(テープ)

「私たちは新しい教師を募集したらすぐに、聴力障害児との付き合いの仕方を教えます。その後、これらの教師を教室に派遣します」

アン ゴイ校長の話でした。一方、ホーチミン市第10区にある「光」という視力障害者保護施設は29年間にわたり、視力障害児を養育しています。この施設に入っている視力障害の子は30人で、そのうちの多くは貧困世帯出身です。

ホアイ この施設の担当者らは身体障害者ではないですが、視力障害児の生活を理解するため、ブライユ点字を学んだり、視力障害者の生活様式を真似にしたりしています。

身体障害児向けの学校 - ảnh 3

アン 「光」という視力障害者保護施設の責任者グェン・ティ・ホァン ( Nguyen Thi Hoang) さんは次のように語りました。

(テープ)

「ブライユ点字の使い方が分かると子供たちが何を必要とし、どのように教育するかなどが理解できるようになりました。これにより、子供たちは楽に学習できます」

アン グェン・ティ・ホァンさんの話でした。また、この施設の子供たちがコンピューターの使い方、オルガンの弾き方なども教わっています。これらのコースの教師も視力障害者ですから、子供たちに生活のひとつの技能を教育するだけでなく、子供たちと精神的生活を分かち合うことができますね。

ホアイ そうですね。では、おしまいに歌をお聴き頂き、今日のハノイ便りを終わりにしましょう。「歌」をお送りしました。

リスナーのみなさん。今日のこの時間はホーチミン市にあるいくつかの身体障碍児向けの学校についてご紹介しました。それでは、今日のハノイ便りの時間はこれで終わります。来週のこの時間に又お会いしましょう。ごきげんよう。 

 Chao cac ban。

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