ティグェン地方の笛職人ホロアンさん

ティグェン地方の笛職人ホロアンさん - ảnh 1

中部高原地帯テイグェン地方ダクラック(DacLac)省ブオン・マー・トット(BuonMaThuot)市クトン(K’Thon)村に住む笛職人アマ・ホロアン(AmaH’Loan)さんは一度も楽器づくりクラスに参加したことがないのに、彼が作った楽器は調律をしなくても、皆、基準の音が出ます。

アマ・ホロアンさんは「リードのつくり方さえも、簡単なそうに見えますが、音を出すのは簡単なことではない」と明らかに次のように語りました。

(テープ)

「リードのつくり方は、初心者の場合、十個を作っても、1個しか使えませんでした。私は、1個しか仕上げても、それはすぐに使用できます。全く、問題ありません。心をこめて作れば、なんでも成功します。」

ティグェン地方の笛職人ホロアンさん - ảnh 2

70歳を超えながらもアマ・ホロアンさんはいまだ手先が器用です。会話をしながらも、素早くリードを造っています。年寄りになっても、かれは、田畑仕事の傍ら、口笛などを作ります。地元の周辺では、アマ・ホロアンさんのように楽器を造る人は少ないです。アマ・ホロアンさんは、父親から楽器造りの術を継承しました。

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「私の祖父母は楽器製造を独自学自習しました。楽器を造れるようになるまでには、最初に、音調を深く理解しなければなりません。」

アマ・ホロアンさんはこのように語りました。

10歳ごろから、伝統的楽器を演奏してきたアマ・ホロアンさんは民族楽器の保存と発揮に専念しています。(テープ)

「若い頃、私はダクラック省のホーチミン青年同盟副書記を務めていたので、青年層の趣味に詳しいのです。しかし、当時の趣味と現在の趣味は異なっています。ですから、若者たちが、伝統的文化をどのように継承するかに専念しなければなりません。」

このように語ったアマ・ホロアンさんは、楽器の演奏を勉強したい人に教えるつもりがある。また、各地方における楽器の製造や演奏の教育コースにも積極的に参加している。」と明らかにしました。

アマ・ホロアンさんから楽器の製造を教わったイ・リン・ムロさんはアマ・ホロアンさ

んについて、次のように語りました。(テープ)   

「ここでは、アマ・ホロアンさんのように楽器造りを教える人は少なくなっています。彼は、笛造りの竹の選び方や、聞き心地が良い音を出すために穴のあけ方などについて分かりやすく丁寧に教えくれました。テイグェン地方の楽器がいつまでも活用されるために、私は、村の人々に、楽器の造り方と演奏の勉強コースへの参加を常に呼びかけています。」              ムロさんはこのように語りました。

アマ・ホロアンさんの家は竹笛の音、そして、若者の笑い声でいつも賑わっています。アマ・ホロアンさんは楽器造りコースへの参加者らが日増しに増えていることに喜んでいると明らかにし、次のように語りました。 (テープ)

「現在、楽器造りにかなり堪能している人は数十人に上っていますこれは、本当に喜ばしいことです。伝統的楽器の保存を良好に行うためには、若い世代に伝えていかなければなりません。」      アマ・ホロアンさんはこのように語りました。

熱心さと器用さを持つアマ・ホロアンさんのような人々は、テイグェン地方の伝統的楽器の保存と発揮に寄与することでしょう。

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