森林伐採だったの森林保護者

(VOVWORLD) -かつて森林を伐採した人が、現在は森林を守る立場になったという話が本当の話となっています。その森林保護者は、南部ニントアン省バックアイ県フォックビン村ハンラック村落に住むカト・キンさんです。
森林伐採だったの森林保護者 - ảnh 1       カト・キンさん

彼は、違法森林伐採の罪で4年間刑務所に入っていました。カト・キンさんは服役中に著しい進歩を見せたという理由で、刑期満了前に釈放されました。社会に復帰してから、彼は、現地の村森林保護運動に積極的に参加しました。そして、村人の信頼を得て、ハンラック村落の村長に選ばれたのです。

カト・キンさんの話です。

(テープ)

「以前、違法森林伐採者であった私は、現在、森林保護班の副班長となっています。森林には多くの希少動植物が生息しているので、森林を守る必要があります。」

その一方で、森林の恩恵を活かして経済発展に励んでいます。彼は、森林の中にある荒地に地元の気候条件に見合う果樹や野菜などを栽培しているということです。

カト・キンさんについて、村人はこう語ります。

(テープ)

「カト・キンさんは、かつて違法な森林伐採の行為で投獄されましたが、現在、その過ちを正して、良い行いをしています。そのため、彼は、森林保護班の一員に選ばれたのです。これまでに、森林破壊をしたことは一度もありません。」

カト・キンさんは、森林伐採が発生しないように、自分もお手本になるべきだ、と認識しています。彼は現地住民に対し森林保護や森林火災への参加を働きかけています。これまでに、多くの村人が森林保護、森林防災などの活動に自発的に参加するようになりました。もう一人の村人の話です。

(テープ)

「カト・キンさんを見習って、森林の伐採を止めて、森林保護に参加しています。私も共同体の役に立つ仕事をしたいのです。」

カト・キンさんを始めとする森林保護班のメンバーの取り組みにより、この数年間、ハンラック村落では、森林火災や違法な森林伐採などの件数は発生しなく、現地住民は森林保護、森林防災に関わる規定を遵守しています。カト・キンさんは森林保護と造林活動においてお手本になっています。

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