“機械のお医者さん”グェン・ドク・クオン

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グェン・ドク・クオン(NguyenDucCuong)さん

トンニャット電機会社の技術設備製造に携わるグェン・ドク・クオン(NguyenDucCuong)さんは、友達や同僚から「機械のお医者さん」の愛称で呼ばれています。クオンさんは、多くの機械や設備を修理し、会社に数億ドン(日本円で数百万円)の節約に寄与してきました。その一方で、彼は、高品質でかつ低コストの製品を生産するための機械を製造してきました。

世界経済への参入過程において、生産効率向上に寄与するアイディアをどのようにすれば出せるか、低コストで高品質の製品はどうすれば製造できるか、どうすれば労働者の生活を確保できるか?これらは、トンニャット電機会社の指導部の考えであるだけではなく、社員であるクオンさんの考えでもあります

クオンさんは常に先輩の経験を活かし、同僚の意見を参考にし、特に、国内外の資料を収集した結果、これまでに、圧縮機135Tの水力システムとブラスチック圧縮機350の潤滑油ポンプシステムの革新に成功させました。これにより、機械の効率が15%から20%にアップしました。クオンさんは次のように語りました。

(テープ)

「水力システム、潤滑油ポンプシステムはもう老朽化して、現在の生産に合わなくなったので、生産過程を自動化させなければなりませんでした。現在の機械は1日中稼動しているので、潤滑油ポンプシステムが悪ければ大きな影響を与えます。ですから、私達は機械を改造することにしました。」

こうした成功の後、クオンさんは指導部から多くの重要な任務を託されました。例えば、機械のメンテナンス、新社員の養成などです。クオンさんの同僚であるファム・フ・クオンさんは次のように語りました。

(テープ)

「私の仕事は、潤滑油を専門に取り扱うことです。クオンさんもこの仕事に多くの経験があるので、それぞれの機械の特徴を熱心に説明してくれました。また、彼は、先端技術を導入した設備を修理できるため、新社員の訓練を行なっています。クオンさんは常に同僚の手本となっています。」

トンニャット電機会社労働組合のグェン・マイン・フン会長は「現在、同社は500もの設備と機械がある。そのうち、多くの設備が東南アジア地域で最新のものもあれば、古いものもあるので、常時にメンテナンス、修理しなければ、動かなくなる。」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「クオンさんは機械と設備のメンテナンス、修理、製造に従事しています。そしていつも任務を立派に果たしてきました。ですから、彼は常に、会社、ハノイ市労働組合連盟、ハノイ市商工部門から表彰状を授与されています。」

今年54歳になったグェン・ドク・クオンさんは、活発に働いています。2007年に彼は、ベトナム労働総連盟が優れた労働者を顕彰する「グェン・ドク・カイン賞」を授与し、今年もまた5月17日に2回目のこの賞を受賞しました。

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