畜産で経済発展を遂げた農民

(VOVWORLD) -北部山岳地帯ソンラ省イエンチヤウ県チャンパン村タン村落に住む少数民族クーム(Kho Mu)族のメ・バン・チンさんは、長年にわたって、養豚業で経済発展を遂げ生活に余裕が出てきた農民の一人です。
畜産で経済発展を遂げた農民 - ảnh 1                            チンさん

チンさんの話によりますと、1986年に、豚などの家畜を飼い始めました。当初は、数頭だけなので、家で栽培したトウモロコシや野菜をエサにして肉用の豚を飼育していました。その後、利益が出たので、繁殖用メス豚を数頭の育てることにしました。そして、これらの子取り用雌豚は年平均2~3回子豚を産んでいます。新しく生まれた子豚を肉用の豚として飼育して、売るのです。

一年間で、約3トンの肉用豚を出荷しています。その一方で、チンさん一家は、農耕で使うために牛や水牛を飼育しています。その他、500平方メートルの池に魚を養殖したり、マンゴーやリュウガンなどの果樹、家畜用の飼料として2ヘクタールに及ぶトウモロコシの栽培をしています。しかし、一家の経済は主に豚の飼育に頼っています。豚の価格は下落して、豚飼育業者に様々な困難をもたらした時もありましたが、チンさんは相変わらず豚の飼育を維持しています。

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「困難は沢山ありましたが、豚の飼育を続けたいです。メス豚が産んだ子豚を全て飼います。もちろん、リスクを低く抑えるために、ラジオや新聞の関連情報を身に付けます。」

さらに、チンさんは、村の中の貧困家庭に子豚を無料で提供したり、豚の飼育経験を教えたりしています。これらの家庭は、チンさんからもらった子豚を大きく育てて、売るまでに、子豚を買ったお金をチンさんに返済することもできるのです。多くの家庭は、困難を乗り越え、安定した生活を送れるようになっています。その家庭の一人の話です。

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「チンさんの家では、豚の飼育が高い効果があり、豚の疫病もあまり発生していなかったため、彼の経験を伺いました。チンさんは豚飼育の経験を熱心に教えてくれました。そして、彼の経験を豚の飼育に活かしたお陰で、続けて成功しました。現在、我が家は前により安定した生活を送れるようになっているよ。」

経済発展の運動における積極的な農民であるチンさんはタン村落の農民会の副会長に選出されています。チャンパン村党委員会委員長の話です。

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「チンさん一家は、家畜の畜産、果樹の栽培というモデルで活躍し、成功したお手本となっています。現地の行政当局は常にこのモデルを経済発展と貧困解消に役立つお手本として村人に宣伝し、働きかけています。」

経済発展を遂げたチンさん一家のお手本はさらに拡大されることでしょう。

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