障がいを乗り越え、自立した生活をおくる障がい者のイエン・リーさん

(VOVWORLD) -南部カマウ省カマウ市に住むグエン・イエン・リーさんは、幼い時から足に障害のある人ですが、障がいを乗り越え、自立した生活をおくっています。
障がいを乗り越え、自立した生活をおくる障がい者のイエン・リーさん - ảnh 1イエン・リーさん(右)

「身体に障がいがあるのは怖くないが、精神障害こそは自分を殺す」という人生の指針を掲げて、彼女は、様々な成功を収めただけでなく、同じ境遇にある多くの人々を助けてきました。

1998年の15歳になると、リーさんはホーチミン市で洋裁の勉強をし始めました。当時は、足踏みミシンを使ったので、彼女は片足だけで踏んでいました。自分の努力に決意を積み重ね、彼女はたちまちミシンを上手く操作できるようになりました。卒業後、生計を立てるために、ホーチミン市内に小さな縫製工場を開設しました。そして、故郷のカマウ市に帰省して、引き続き洋裁の仕事で生計を立てました。2019年まで、大きな縫製工場を建て、洋裁を教えはじめました。現在、毎日、リーさんの縫製工場にはいつもおよそ10人の訓練生がいます。その中には、障がい者、生活困窮者もいます。

生活困窮者である訓練生は次のように語っています。

(テープ)

「リーさんは熱心に詳しく教えてくれました。彼女の支援により、私は洋裁の仕事を身に付けるようになりました。リーさんには感謝しかありません」

リーさんは新しい訓練生に熱心に教えるだけでなく、身体の不自由な人を支援しています。彼女は、「障害のある人は、成功するために常に普通の人よりも努力しなければならない」と考えています。

障がいを乗り越え、自立した生活をおくる障がい者のイエン・リーさん - ảnh 2

リーさんは次のように語っています。

(テープ)

「他の人を少しでも助けたら嬉しく思います。恵まれない人がやって来て、助けてほしいと言ったら、私は彼らを助ける用意があります」

これまでに、リーさんの教えを受けて、洋裁の仕事が上手くできるようになった多くの障がい者がいます。特に、彼女は、常に地元に住む恵まれない人々を支援しています。リーさんが住んでいる居住地の管理者であるチャン・バン・ニャンさんは次のように明らかにしました。

(テープ)                         

「障害を乗り越え、自力で生活をおくってきたリーさんの努力を高く評価します。彼女は、元々障がい者ですが、自力で縫製工場を設立し、数多くの人々の就労を支援したからです。これは、見習うべき手本の一つです。さらに、リーさんは慈善活動にも積極的に参加しています」

リーさんにとっての単純な喜びは、毎日、障がい者の女性たちと一緒に、縫製の仕事をするということのようです。彼女は、障がい者に対し就労を支援するだけでなく、困難を乗り越え、自立した生活を送れるという決意を伝える手本となっています。

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