先頃、ノルウェーの首都オスロで、「ベトナム東部海域情勢と地域の安全保障への影響」をテーマとした座談会が行われ、ベトナム外交戦略研究所の代表とノルウェーの多数の学者らが参加しました。
座談会で、ホアン・アイン・トァン( Hoang Anh Tuan) 外交戦略研究所長は「ベトナムは長年にわたり、ホアンサ群島とチュオンサ群島に対する実効支配を行ってきたことを裏付ける法的基礎を十分に所有している。中国がベトナムの排他的経済水域と大陸棚に石油リグ海洋981を違法に設置したことは1982年の国連海洋法条約を含め、国際法に違反している」と強調した上で、ノルウェーの学者らに対し、国際社会と協力して、中国のこの行為に反対する声をあげるよう呼びかけました。
一方、座談会に参加したノルウェーの学者らは中国の一方的な行為に懸念を表明すると共に、地域内の長期的な安定のため、国際法を基礎に、平和的措置で解決しなければならないということで一致しました。