先頃、在チリベトナム大使館のハー・ティ・ゴック大使はチリ下院対外委員会の議員らと会見しました。
中国が不法に石油リグを設置した海域
席上、ゴック大使は中国がベトナムの排他的水域と大陸棚に石油リグを不法に設置したことを通報するとともに、チリ下院対外委員会のアルド・コルネオ・ゴンザレス委員長にベトナム国会対外委員会のチャン・バン・ハン委員長の書簡を手渡しました。
チリの下院議員らはいずれも中国の挑発行為に深い懸念を表明するとともに、当事者に対し、自制をして、1982年国連海洋法条約に沿って対話を通じて解決策を見出すよう求めました。
一方、チリ文化研究院のパトリシア・アバルズア・ムノズ院長は声明を出し、その中で、「中国はベトナム領海を侵犯し、地域と世界の平和、安定を深刻に脅かしている」と強く批判しました。同声明は「平和を愛するベトナムは武装衝突が発生しないように、平和的対話を通じて解決策を見出せる」との確信を示しました。
チリ下院のほか、ハン大使はチリに駐在する100カ国の外交機関にも書簡を送り、中国の挑発行為を告発しました。