北部港湾都市ハイフォン沖合いのカットバ( Cat Ba) 群島にあるベットハイ( 越海・Viet Hai) 村は76世帯しかありませんが、地元の住民は昔からの伝統を維持し、守り続けています。この村の住民は家の窓に鍵をかけなくても出かけることができます。泥棒などを心配することもありません。ですから、ここの漁民は純朴な人々で、いつも互いに助け合っています。
ベットハイ村のテトは北部の他の地方と違います。この村の総人口は300人で、全てがカットバ世界生態保護区の中に住んでいます。ベットハイ村に行くのは困難ですが、外国人観光客にとって魅力的な観光地となっています。イギリス人観光客のジョンさんは次のように語りました。
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「私はイギリスの農村部に住んでいますが、全ての物事がこことまったく違います。ここでの風景はとても見事です。ここでの穏やかな雰囲気を味わいながら、地元の漁民生活を垣間見ることができるため、もう一度ここに戻ります。」
ジョンさんの妻であるアンナさんはベットハイ村の漁民がベトナムの伝統的正月テトを楽しむ風景を含め、ここでの風景が気に入っています。
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「昨日、ホーチミン市からハイフォンに来ました。ここの人々は親しみやすく、食べ物は美味しいです。今、ベトナムの人々はテトを楽しんでいますから、テトの風習が理解できるようになりました」
ベットハイ村はベトナム北部の有名な観光地であるカットバの中心部にありますから、テトになると、大勢の観光客がこの村を訪れます。ベットハイ村に住むグェン・ティ・ハ ( Nguyen Thi Ha) さんは「野良仕事の他、観光サービスを行っている」と明らかにし、次のように語りました。
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「テトの時、私は観光客にバインチュン、ジャムなどベトナムの伝統的旧正月テトの料理をもてなします。私は彼らにベトナム人のテトの習慣を紹介します。観光客はベトナム人のテトの習慣に興味を持っています」
カットハイ村の行政当局は地元のホテル、レストランの経営者に地元の伝統的文化の重要性を宣伝、教育することを重視しています。カットハイ県人民委員会のブイ・チュン・ギア( Bui Trung Nghia)委員長は次のように語りました。
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「今年、ホテルやレストランの経営者は観光客に対して、ベトナムの伝統的正月テトの習慣とカットバ島の独特の文化を紹介します。また、観光客がベトナムの大晦日を楽しむ体験ができます。」
ベトナムの漁村の独特の文化を理解することはベットハイ島に足を運ぶ観光客にとって忘れがたい体験です。この漁村の手付かずの自然風景と素朴な人々は観光客を虜にすることでしょう。