6月30日付の電子新聞チャイナ・フォーカス はオーストラリアのニューサウスウェールズ大学の
カーライル・セアー(Carlyle Thayer)教授の記事を掲載し、その中で、次のように分析しました。
ベトナムの排他的経済水域と大陸棚に石油リグ「海洋981号」の設置を決定した中国は中国の違法行為と好戦さをもって、世界各国を驚かせた他、中国と近隣諸国との信頼を損ないました。ですから、ベトナムは何の挑発的な行為を行っていません。
さらに、これより前に、ベトナムと中国は両国関係に最も複雑な問題とされている海上問題の解決方法で合意を達成しました。
中国の行為が好戦的なものであるとみなされている理由は中国が他国の排他的経済水域と大陸棚に石油リグを初めて設置した他、軍艦、漁船、飛行機などを利用して、その石油リグを防衛しているということです。
さらに、中国は海上での法に沿って活動を行っていたベトナムの船に放水したり、体当たりしました。
一方、記事の中で、カーライル・セアー教授は問題点を平和的に解決することを主張しているベトナムを高く評価しました。