外務省の定例記者会見


26日、ハノイで、ベトナム外務省の定例記者会見が行われました。席上、レー・ハイ・ビン外務省報道官は「ベトナムはホアンサ群島とチュオンサ群島に対する領有権を幾度も強調してきた。ベトナムは中国に対し、1982年国連海洋法条約を含め、国際法とDOC=海上行動宣言を尊重し、違法行為を直ちに中止し、今後、同様の行為を行わないよう要求してきた」と明らかにしました。


外務省の定例記者会見 - ảnh 1

ビン報道官は「この数日、中国の石油リグ海洋981と数多くの護衛船がベトナムの排他的経済水域と大陸棚で不法活動を行っていることに加えて、中国は石油リグ“南海9号”と考察船719号 をベトナムのバクボ湾いわゆるトンキン湾の付近に搬入し、海上で法律執行活動を行っているベトナムの船を妨害し、チュオンサ群島の原状を変更させるために違法な建設を行うなどして、この海域での緊張を増している。特に、中国は中国地形図を発行し、その中に書いてある“U字ライン”がベトナム東部海域の大部分を網羅している」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「中国が地形図を発行し、その中で、U字ラインがベトナム東部海域の大部分を網羅していることは国際法に深刻に違反する行為です。皆様がご存知のように、中国が主張しているU字ラインは地域と世界各国から猛反発を受けています。ベトナムは中国のこの違法な行為に強く抗議しています」

このように語ったビン報道官は「ベトナムが中国を国際司法に提訴することも排除しない」と改めて強調しました。

 

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