11日、レー・ハイ・ビン外務省報道官は、ベトナム東部海域(いわゆる南シナ海)の領有権に関する国際仲裁の管轄権問題に対する中国政府の立場文書を巡り、記者団の質問に答えました。
その中で、「ベトナムはホアンサとチュオンサの両群島に対する主権を示す法的・歴史的証拠を十分に持っていると再確認する。また、中国が一方的に主張している“九段線”に示されたこの両群島と周辺海域、海底などに関する要求を断固として拒否するというベトナムの終始一貫した立場を再確認する」と強調しました。
また、この国際仲裁に関し、「この海域での自国の国益を保護するために、ベトナムの国際仲裁裁判所に対し、ベトナムの合法的な権利に関心を寄せるよう求めた」と明らかにしました。