岩礁を人工の島に建設中の中国の陰謀

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中国がガクマ礁などに砂を大量に流し込んで新しい島を造成している(写真:Philstar.com)

最近、世界の学者らは中国がベトナムの領有権にあるチュオンサー群島のいくつかの浅瀬とガクマ礁(英語名:ジョンソン南礁;中国語名:赤瓜礁)などに砂を大量に流し込んで新しい島を造成していることを連続して言及しています。中国のこの行為はベトナムの領有権を侵害するだけでなく、国際法に違反し、地域内の情勢を複雑化させています。

特に、最近、中国はベトナムのホアンサ群島に学校を建設するためおよそ600万ドルを投資しました。数日前、BBC放送は中国がチュオンサー群島のいくつかの地域とガクマ礁などに砂を大量に流し込んで新しい島を造成していることを伝えました。

ガクマ礁はベトナム中部カインホア省チュオンサ県チュオンサ島の西南にあります。1988年、中国は武力行使で、この岩礁を不法に占領してから、一歩一歩この岩礁をベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海における中国の軍事施設の一つとして建設してきました。それに留まらず、2014年2月以来、中国はこの岩礁に砂を大量に流し込んで新しい島を造成してきました。これにより、現在、ガクマ礁は桟橋、港湾、滑走路などが整備された人工の島ができました。ガクマ礁で実施されてきた中国の行為はベトナム東部海域を独占するための中国の覇権主義政策の一部とされています。ベトナム政府国境委員会のチャン・コン・チュック( Tran Cong Truc)元委員長は次のように語りました。

(テープ)

「これらの行為はこれまでに中国が実施してきた陰謀の一環です。これは中国が発表した根拠のない主張を合法化させるためのものです。つまり、中国はベトナム東部海域における岩礁を人工の島に建設してから、これらの島が人間が生活できる場所である、独立した経済がある島でもあることを証明したいのです」

中国はガウマ礁の他、ベトナムが領有権を主張しているチュオンサ群島にあるいくつかの岩礁を造成しています。先ほどのベトナム政府国境委員会のチャン・コン・チュック  ( Tran Cong Truc) 元委員長は次のように語りました。

(テープ)

「中国は故意的に岩礁を人工の島に造成し、国連海洋法をあやまちに適用して、関連各国の合法的な権利と利益を侵害しています。また、これはアセアンと中国との合意やDOC南シナ海の行動宣言にも違反しています」

世界の専門家らはベトナム東部海域における岩礁の造成と建設をしている中国は軍事面での目的があるとされています。最近、フィリピンのデルロサリオ外相は「中国のこれらの行為は地域内の安全保障と安定を脅かす」と強調した上で、「中国がベトナム東部海域で建設される工事がCOC=海上行動規範が作成される前に完成したい」と指摘しました。

このような行為はベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海における中国の覇権主義の拡大を示していると言えるでしょう。

ご感想

山住真一郎

やっぱ、中共は信用できないな。

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