29日、グエン・クアン科学技術大臣はテレビ出演し、農業への近代的科学技術の導入について説明しました。
クアン大臣
収穫後の農・林・水産物保管技術の重要性に触れた際、クアン大臣は漁業分野を例として取り上げ、「現在、漁民たちは保管技術が不足していることから製品の質の低下など多くの問題に直面している」と指摘した上で、「2年前、日本は科学技術省と日本駐在ベトナム大使館を通じて近代的なマグロ保管技術をベトナムに技術移転したが、この技術が、マグロや、エビなど幾つか農・水産物の保管に試験的に適用され、効果をあげている」と明らかにしました。
また、「この技術が日本側から完全に技術移転されてから、農業分野の全体に適用される」とし、「当面、中部沿海のフーイェン省で、同省とビンディン省の漁民のためにマグロ保管倉庫を建設する計画だ」と語りました。
さらに、野菜と果物など農産物の保管に関して、クアン大臣は「科学技術省は日本と協力して、100万ドル相当のCAS冷凍技術開発プログラムを進めており、できるだけ早く応用するために取り組んでいる」と明らかにしました。