越、国連に中国への抗議文の配布を求める

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1837年の地図によれば、“Paracels, 又は Pracel,つまりホアンサ群島がCochinchina (現在ベトナムである)に属している(写真: baokhanhoa.com.vn)

3日、ベトナムのレ・ホアイ・チュン国連大使は引き続きパンギムン国連事務総長に手紙を送りました。手紙には、中国がベトナムの排他的経済水域と大陸棚に掘削設備を不法設置した行動に対するベトナムの立場、及びホアンサ群島に対するベトナム領有権を示す第68期国連総会の2件の文書を配布するよう求めました。

中国の行動に抗議するベトナムの立場を明確に示す第1の文書では、国連事務総長に宛てた中国の国連代表団の5月22日と6月9日付の手紙に添付された文書の中で取り上げた中国の全ての論拠を断固として拒否しています。また、ベトナムは「中国は海上における違法な行動により、海上の緊張情勢を増張させている」と訴えています。

もう一つの文書では、ホアンサ群島に対するベトナムの領有権について触れ、国連事務総長に宛てた中国の国連代表団の5月22日と6月9日付の手紙に添付された文書の中で取り上げたホアンサ群島(中国語名:西沙諸島)に対する中国の領有権に関する歴史的にも法的にも根拠のない中国の要求を拒否しています。この文書の中で、ベトナム外務省は「歴史資料はホアンサ群島に対する中国の領有権宣言を統一しなかった」と明確に示しており、「ベトナムのホアンサ群島に対する、いわゆる〝領有権〝を証明する為の中国の史料は由来が不明で不正確なものばかりであり、中国から恣意的に説明された」と強調しました。これらの史料はホアンサ群島の所有者不在の時にこの群島の領有権を確立したことを証明できませんでした。逆に、中国の領有権にはホアンサ群島がないということを示しています。

そのような中、ベトナムはベトナムがホアンサ群島の所有者不在の時にこの島の領有権を確立したことを示す正確な史料を公開提供しました。また、ベトナムはホアンサ群島が第二次世界大戦終結の前後に国際会議の場で中国に引き渡さらなかったことを示す証拠を提出しました。

さらに、第2の文書では、ベトナムがホアンサ群島に対する中国の領有権を認めたことはないと強調すると共に、中国が、故ファム・バン・ドン首相の1958年の公文書と1975年以前のベトナムで発行された史料や印刷物を引用した際に歴史を故意も歪曲することを指摘しました。故ファム・バン・ドン首相の1958年の公文書の内容はホアンサ群島、あるいはチュオンサ群島に対する領有権について全く触れなかったという事です。

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