タイビン省フンハ県ティンドゥク村にあるタムドウン村はチャン王朝の発祥の地とされています。これはチャン(陳)王朝の歴代の王墓群が置かれた所でもあります。
タムドウン村にはチャン王朝の遺跡群やチャン王朝に関する多くの遺跡があります。チャン遺跡群の管理委員会のグェン・バン・ボン( Nguyen Van Bon) 会長は次のように語りました。
(テープ)
「国としては建国の祖がありますが、タイビン省には神聖な土地があります。それはタムドウン村です。タイビン省の住民の多くがここに来ました。この遺跡群を訪れると、タイビン省の住民は故郷だけでなく、ベトナムの歴史をも理解できるようになります」
総面積5千平方メートルに及ぶこの遺跡群は立派に建てられました。先ほどのチャン遺跡群の管理委員会のグェン・バン・ボン ( Nguyen Van Bon) 会長はさらに次のように語りました。
(テープ)
「この遺跡群にはいくつかの地区に分けられています。これはチャンの歴代の王様を奉る神社、チャンフンダオ将軍を奉る神社、チャン王朝の歴代王の墓地です。現在、ここにはチャン・タイ・トン、チャン・タイン・トン、チャン・ニャン・トンというチャン王朝の初代の3人の王様のお墓があります。高さ5-6メートルはあるこのお墓は平野部にあるタイビン省に浮かんでいる唯一の3つの丘です。この墓地群の総面積はおよそ400平方メートルです。地元の人々にとって、ここは聖地です。
現場の音
毎年、旧暦の1月になると、チャン神社の祭りが開催され、全国からの多くの人々が参加してきます。祭りには、儀式の部の他、みこし行列、レスリング、凧揚げなど様々な民間遊戯があります。その他、毎月の旧暦1日と満月の日には、地元の人々はこの神社に参拝に行きます。タムドゥン村の一人であるチャン・テイ・タム( Tran Thi Tham) さんは次のように語りました。
(テープ)
「毎月の旧暦1日と満月の夜に、多くの人々はここに参拝に行きます。昼間は、村の人々は仕事に行くからです。祈祷師はそれぞれの家族に祈願をしてくれます。村の人々はだれもが嬉しいです」
この8世紀に、チャン神社の墓地が地元の人々により保存されています。祭りや行事などに、全国各地から多くの参拝客がここにやってきて、チャン神社の歴代の王様に線香を手向お参りをしています。