この島は国防・安全保障分野上、戦略的な位置にあるだけでなく、魅力的な観光スポットでもあります。現在、ビンディン省はニョンチャウ島をビンディン省の海洋観光の中心地にするため、この島の価値の開発に力を入れています。

（写真：vnexpress）

夏休みになると、毎日、およそ100人の観光客がニョンチャウ島を訪れています。この島では長い海岸線に沿って白い砂浜と美しいビーチが広がっています。ここを訪れる観光客はイカを釣ったり、サンゴ礁を鑑賞したりできるほか、地元の漁民の生活を垣間見ることができます。今回の夏休みに、家族全員13人でクー・ラオ・サイン島を訪れたダオ・コク・カンさんは次のように語りました。

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「ベトナムは美しい自然の風景に恵まれていますね。特に、海洋観光はベトナムの得意な分野だと思います。国の海を誇りに思っています。今後、多くの観光客がこの島を訪れることを確信しています」

ニョンチャウ島には100年前に建設された灯台があります。この灯台には国旗が常時はためき、沖合で漁をしている漁民の精神的な拠り所となっています。そのほか、ここにはタオグエンという石原や昔からの井戸があります。南部テイニン省からの観光客グエン・テイ・トゥ・クックさんは次のように語りました。

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「ここでの空気は新鮮で、涼しくて大好きです。さらに、食べ物を売る所があればいいなと思っています」

ニョンチャウ島での灯台（写真：Lê Thi Phuong）

現在、クイニョン市からニョンチャウ島に移動する交通手段が少ないので、一日あたりこの島を訪れる観光客は100人以内にとどまっています、ニョンチャウ村人民委員会のホ・ニャット・レー委員長は「今後交通手段が改善され、ニョンチャウ島を訪れる観光客が徐々に増えることを望んでいる」と明らかにし、次のように語りました。

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「観光客がこの島を訪れるのは地元住民の生活水準の改善に寄与します。島民は観光客を相手にビジネスをすれば、収入が増えることでしょう」

近年、政府とビンディン省はニョンチャウ島の社会経済開発に巨額の投資を行い、地元の社会経済が急速に発展し、多くの観光客を魅了しています。

近い将来、ビンディン省はこの島に埠頭を建設する予定です。これは国防・安全保障上の点からだけでなく、地元の社会経済開発にも役立ちます。ビンディン省党委員会のホー・コク・ズン委員長は次のように語りました。

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「現在、課題となっているのはニョンチャウ島の潜在力を活かし、観光開発には何が必要かということです。ビンディン省の指導者は建設局がニョンチャウ島の開発計画を作成することを決定しました」

ビンディン省は2030年までに、ニョンチャウ島の道路の拡張、植樹推進のため予算を配分します。近い将来、ニョンチャウ島は海洋経済、水産物の養殖と水揚げだけでなく、観光の面でも発展することが期待されています。