(VOVWORLD) -フーコック島には原生林、白い砂の長いビーチに恵まれるほか、ベトナム料理に欠かせない調味料「ニョクマム」や胡椒などの特産品もあります。
ファムトリップ(FAMトリップ)とは観光地への誘致促進のため、ターゲットとする国の旅行業者やブロガー、メディアなどに現地を視察してもらうツアーのことを指します。これは Familiarization Trip(ファミリアライゼーション トリップ) の略で、下見招待旅行やモニターツアーとも言われています。
フーコク島でのケーブルカー(写真: vnexpress) |
5月18日から20日にかけて、インドシナ唯一という意味の「 Duy nhat Dong Duong」旅行会社は南部キエンザン省観光協会、観光局などの共催により、旅行会社、メディア会社、著名なブロガー、ユーチューバーなどからなるタイのファムトリップ代表団は、ベトナム南部キエンザン省の沖合にあるフーコック島にある観光スポットを見学しました。
2泊3日のこの旅で、同代表団はサングループ観光地、ビングループ傘下のビンパールの娯楽リゾート複合施設「フーコック・ユナイテッド・センター、地中海という町を訪れたほか、ホントームケーブルカーの体験、フーコック刑務所の見学、ロング・ビーチセンターやビンヴィンパール サファリ見学などフーコックでの最も有名な見所を視察しました。インドシナ唯一という旅行会社のグエン・ソン・トゥイ社長は次のように語りました。
(テープ)
「私たちはフーコックにある観光スポットを国内外にある他の観光スポット繋ぐため全力を尽くしています。私たちは観光客がフーコックにあるほとんどの見所を見学できるよう、2泊3日、または3泊4日の旅行を企画しています」
フーコック島には原生林、白い砂の長いビーチに恵まれるほか、ベトナム料理に欠かせない調味料「ニョクマム」や胡椒などの特産品もあります。そのほか、近年、フーコック島での観光インフラが十分に整備されるとともに観光サービスの質も向上され、観光客の需要に応えられるようになりました。タイのJulileeトラベル社の管理者Naraksakさんは次のように語りました。
(テープ)
「フーコック島には素晴らしい自然風景に恵まれ、私に印象を深く残しています。同島にあるビーチはタイのものと比較して劣るということはありません。新型コロナウイルス感染症が流行してから2年後の現在、タイの人々の旅行需要が高まっています。この旅の後、私は友人などフーコックへ旅行に行くつもりがある人々に対し、同島を紹介します」
フーコク島で開かれた水上人形劇(写真:Huu Khoa) |
タイのファムトリップ代表団のフーコック島への視察を通じて、同島の旅行製品が国内外の人々に紹介されるようになります。キェエンザン省観光局のグエン・チー・タイン副局長は次のように語りました。
(テープ)
「キエンザン省の観光局は観光客を誘致するため、観光PRの強化や観光商品の見直しなど様々な措置をとっています。今後、新しい観光スポットや観光商品を紹介するとともにエコツアーやコミュニティベースド・ツーリズム、農業体験ツアーなど観光商品の多様化に力を入れます」
年初からこれまで、フーコック島を訪れた観光客の数は延べおよそ240万人にのぼりました。今年、フーコック島は外国人観光客20万人を含む国内外の観光客およそ580万人を迎える目標を掲げています。