2016~2017の学年を前に全国各地の学校は新学期
来る9月5日、全国各地の幼稚園から小中学校まで2016~2017学年の始業式を一斉に行います。現時点で、各地の学校は新学年度の準備をしています。
北部山岳地帯ラオカイ省で8月始めに発生した台風2号は、同省にある学校に大きな被害をもたらしました。新期を控えて、ラオカイ省は被害の克服作業を急ぎました。バットサット県クアンキム村にある小学校1号は、台風による最も甚大な被害を受けた学校の一つです。洪水の影響で、学校の敷地と1階にある全ての教室は泥で厚く堆積し、図書館の数千冊の本書や学習設備などが壊れていました。現在、その克服作業は完成しました。その他、バットサット県では他の6つの学校も洪水や大雨の影響により深刻な被害を受けました。予定通りに新学期を迎えるために、バットサット県の教育部門は、数百人の青年ボランティアなどを動員しました。バットサット県教育養成室のド・マイ・トン副室長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「台風2号は現地の学校に大きな被害をもたらしました。そこで、私たちは、現地の青年ボランティアと連携して、克服作業を急いできました。始業式は予定通りに開催されることになります。」
一方、南部ニントアン省は長期間にわたって干ばつの被害を受けた地方の一つです。中でも、トアンナム県は、最も甚大な被災地でした。現地住民の生活は困難な状態に陥いり、多くの生徒が退学寸前の危機に直面しました。しかし、現在、それらの生徒の家族や、現地の教育部門、各レベル行政当局の決意のお陰、干ばつ被災地に住むほとんどの生徒たちは、通学の便宜を図れるようになっています。ニントアン省全体ではおよそ13万人の生徒、中でもトアンナム県では1万人の生徒がいます。トアンナム県教育養成室のグェン・クアン副室長は次のように語りました。
(テープ)
「私たちは各レベルの部門と連携して、困難な状況にある生徒を対象に、ノート、自転車を提供したり、学費の減免を実現してきました。これは、退学ケースの抑制を目指したいのです」
他方、ハノイ市教育養成部門は2016~2017学年に、授業方法と学習方法の刷新を続行します。また、授業方法刷新の要求に応えるために、小中学校におけるVNENという新しい教育方法を引き続き実現します。このモデルに基づき、生徒たちは、日常生活に相応しい内容を勉強することができるとしています。最も重要なのは、このモデルは、生徒の母親と学校による連携の緊密化、及び生徒の主体性と表現力の育成をめざすことが狙いです。
ハノイ市教育養成局のファム・スアン・ティエン副局長は次のように明らかにしています。
(テープ)
「私たちは、授業と学習方法の刷新に関するニューモデルを一歩ずつ実現します。まずは、学校や生徒の母親の支持を得るために、宣伝活動を良好に行います。このモデルを成功させるために、何よりもまず教師たちは従来の授業方法を刷新する必要があると思います。」
現時点で、ハノイ市内にある全ての学校は、170万人の生徒を迎えるため、準備作業をほぼ完了しています。
教育養成省は、今学年にも、英語などの外国語教育の質向上、情報技術の導入などに集中します。