毎年旧暦1月10日から3ヶ月間、イエン・トウ寺祭りです。イエン・トウ(YenTu)寺は北部クアン・ニン(QuangNinh)省ウオン・ビ(UongBi)町にあります。イエン・トウ寺に参加する観光客は、チュックラム禅派の発祥地を訪れるだけでなく、イエン・トウ山の頂上にある独特な建築を観賞することもできます。
イエン・トウ(YenTu)寺
イエン・トウ寺祭りは年中行事となっています。イエン・トウ山はベトナム仏教の聖なる山で、高さ1068m、頂上は一年中霧か雲に覆われています。山頂にあるドン寺(Chua Dong)で、チャン(陳)時代のチャンニャントン(TranNhanTong)王が人民を指導して、2度のも外敵に勝利した後、イエントゥ山で修行し、チュクラム(TrucLam)という禅宗を創立しました。
晴れの日に、山頂から見渡すと周辺の竹林や松林の光景を眺められます。しかし、春の霧雨の日々には、山頂に至るまで階段を登る多くの人々を見ると、聖なる祭り雰囲気が感じられることでしょう。
ハノイ市にある大学4年生のファム・ティ・ホンさんはイエン・トウ山の頂上まで登り、次のような感想を明らかにしました。(テープ)
「多くの高齢者を負けずに、ドン寺まで登るように頑張りました。お寺へお参りに行き、家族全員の幸福と平穏、幸運を祈りしました。」
山を登るにつれて、霧が濃くなり、坂道も曲がります。そんな疲れた参拝道ですが、美しい風景に魅了され、仏教徒と観光客は疲れを忘れてしまいます。山頂に至るまでの道の両側には、松や竹の木が沢山植えられて、13世紀頃に建立された独特な建築様式の一連のお寺が並んでいます。
ドン寺
ハノイ市民の参拝客の一人トウ・バンさんは次のような感想を明らかにしました。
(テープ)
「ドン寺まで登れて、とても感動してます。今後も何度もこのお寺へお参りに行かなければならないと思いました。頂上まで登れて、生活の困難がどこかへ吹っ飛んでしまったようです。条件がある人はここへ何度も行った方がいいと思います。イエントウ寺へお参りに行くと、仏様の世界にいるような感じになります。」
また、陰暦の1月9日にあたる2月18日から、北部クァンニン省イェントゥ寺の祭りも始まります。この日、ベトナム仏教協会は国の安泰と国民の平安を祈る儀式 を行います。これらの儀式のほか、様々な文化芸術、娯楽も開かれます。イェントゥ寺の住職ティク・タイン・クェト上座は「今年、イェントゥ寺には多くの新 しい事がある」と明かにし、次のように語りました。
(テープ
「まず始めに挙げられるのはイェントゥ寺は特別国家遺跡として認定され、認証を受けました。第2はイェントゥ寺はチャン・ニャン・トン王の像の鋳造 が完成したばかりだということです。それは銅製で、重さ140トン、海抜1000メートルにある険しい地形の元に置かれました。」
今から700年前に建立されたイェン・トゥ寺は霧たつイェン・トゥ山にあり、昔からベトナム仏教の中心地です。毎年、全国各地から数多くの参拝客がこの寺で参拝しています。