(VOVWORLD) -北部イエンバイ(Yen Bai)省での「ハッピースクール」は、学校での幸福感を高める目的で、足並みを揃えて実現されています。
ユネスコが提唱した「ハッピースクール」の試みは2018年にベトナムで試験的に展開されましたが、現在は全国規模で拡大されるようになっています。北部イエンバイ(Yen Bai)省での「ハッピースクール」は、学校での幸福感を高める目的で、足並みを揃えて実現されています。
教育部門は、「親愛、安全、尊重」という3つの主要基準に沿って、「ハッピースクール」を運用しています。こうした学校に在学する生徒たちは、教師や友達からの温かい感情が実感できるからです。
生徒たちの話を聞いてみましょう。
(テープ)
「愛情溢れた学習の環境で、保護され、尊重されるので、私たちにとって毎日が楽しい日々となっています。さらに、私たちは、友達と仲良くできて、校内暴力のない環境の中で勉強するだけでなく、とても有意義な活動に参加するからです。それに、理論を勉強する傍ら、野外教育活動も多く、ライフスキルを身に付けることも出来ます。」
「学校に行く度にとても幸福感が実感できます。先生方は、生徒に対して親しみやすい態度で、気を配ってくれるからです。」
ところで、イエンバイ省は、「ハッピースクール」を運用する為には、学習の設備を近代化させ、美しく、安全でかつ親しみやすい校内の環境を整えています。教育方針や、野外活動も、革新されています。このことは、幸福な授業、幸福なクラスの構築に貢献しており、生徒の両親に安心感を与えています。
ある生徒の母親は次のような感想を述べています。
(テープ)
「子どもが、有意義な授業や面白い体験活動などに参加できるので、私たちはとても安心して、喜んでいます。日々完璧と幸福な学習環境づくりの為に、学校とともに歩んでゆきます。」
2020~2021学年度、イエンバイ省にある452校の幼稚園、小学校、中学校、高等学校の中で、136校が「ハッピースクール」の試みを実現しています。同省教育養成局のブオン・バン・バン局長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「教育部門は、今後も『ハッピースクール』の試みを拡大してゆく方針です。同時に、『教育方針の革新、幸福な学校づくり』という競争運動を良好に実現してゆきます。」
「ハッピースクール」の運用は、イエンバイ省を始めとするベトナム全国の教育養成部門の大きな決意であり、教育の質的向上、人情味溢れる人の育成に貢献するとされています。