(VOVWORLD) -中部クアンガイ省の各レベルの女性協会は、ベトナム女性連合会が提唱した「里親」というプログラムで積極的に活動しています。これまでに、新型コロナウイルス感染症で孤児になった20人を含む350人の恵まれない子どもはクアンガイ省の各レベルの女性協会によって養育されています。
女性たちは、これらの子どもの養育費を稼ぐために、様々な仕事をしています。モドゥック県ドゥックロイ村キータン集落に住むランさんたちは、毎日のように、使用済み空き缶、瓶、プラスチック製品などを収集して、屑屋に売りに行きます。ランさんの話をお聴きください。
(テープ)
「私たちは、恵まれない子どもを支援する里親です。これらの子どもの世話をする私たちのような人はいないでしょう」
これまでに、多くの恵まれない子どもたちは里親の支援金のお陰で、就学が継続できるようになりました。ドゥックロイ村女性連合会のディン・トウイ・ロアン会長は次のように語っています。
(テープ)
「恵まれない子どもを見るて、涙してしまいました。今後も、これらの子どもたちを自分の子どものように育てたいと思っています」
ブタの貯金箱を割ってお金を取り出している里親たち |
ビンソン県チヤウトアンビエン漁村に住む女性たちは、2021年に、孤児を支援するため「陶器製ブタの貯金箱で、愛を分かち合う」と名付けた活動を開始しました。これまでに、彼らは3千万ドン、18万円ほど貯めています。このお金で食品、お米を買って、孤児に提供します。ビンチヤウ村女性連合会のグエン・ティ・グエット会長は、「ビンチヤウ村の9つの集落女性連合会はこの活動を実施し、11人の孤児を育ている」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「私たちは、孤児にお米や、お金を提供するだけでなく、母親のように、孤児たちの面倒を見ています。子どもを直接育てる人がいない場合、私たちは交代で、子供たちの面倒を見に行きます。例えば、市場へ買い物に行って、料理を作ったり、教科書や、ノート、文法具、衣服などをも買ってあげますよ」
クアンナム省女性連合会のフィン・ティ・スオン副会長は、「クアンナム省に住む1500人余りの孤児、恵まれない子どもたちに対する社会全体からの支援を受けたい」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「近日中に、私たちは、安定した収入源を得る一方、新しい孤児をサポートするために、あらゆる方法を講じていきます。全ての恵まれない子ども、孤児をサポートしたいからです」
クアンガイ省の女性たちが恵まれない子どもをサポートする活動は有意義なことであり、さらに拡大されることでしょう。