グエン・バン・ホアンさんは、2018年に、6千平方メートルの敷地に、水の上でハイテク野菜生産を始めました。この屋内施設では、センサーが感知した外気温や天候などを分析して散水も自動的に行うことで、レタス、カボチャ、小松菜、ツルレイシ、ツルムラサキなどの各種野菜が順調に成長しています。ホアンさんは次のように語りました。

(テープ)

「有機野菜生産は安定した収入をもたらす一方、多くの若年労働者の雇用に寄与しています。市場の需要に十分に応えるために、今後も、こうしたモデルを拡大したいです。」

一方、グエン・ティ・イーさんは、2年前の2017年に、ハイテク野菜生産を始めました。現在、1000平方メートルに及ぶハイエク手法を使った農園には、約20種類もの野菜があります。これらの野菜は、ダナン市内にあるレストランや、スーパーマーケットに主に消費されています。イーさんは次のように述べています。

(テープ)

「現在、野菜の消費先はかなり安定してきています。従って、毎月、安定した収入が得られます。一日、約150万ドンないし200万ドンにのぼっていますよ。」

水を使って野菜などを育てる水耕栽培

土を使っての伝統的な農法と比べ、水を使って野菜などを育てる水耕栽培方法は、土の節約、疫病と汚染水の対策に繋がっています。このモデルは、手入れが丁寧に行われる傍ら、タネ選びも厳粛にされています。持続可能な有機農業事業を発展させるためには、青年たちは、クリーン農業生産に熱情を注ぐ一方で、資金調達の面において、地元の行政府からの支援を必要とされています。

クアンナム省ズイスエン県青年同盟の副書記であるグエン・バン・ナムさんは、「ハイテク野菜生産モデルは、経済的効果をもたらしている。ハイテク農業従事者に余裕な生活をもたらすだけでなく、多くの労働者を雇ている。」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「ズイスエン県における、青年による経済発展に繋がる多くのモデルは、高い収入をもたらしています。地元の各団体は、青年と共に、経済発展に励んでいます。」

有機農業生産モデルは、クアンナム省の青年たちが余裕のある生活を送れるためのやる気を引き出しています。