グリーン・ライフに励むセイヴィング・グリーンクラブ
(VOVWORLD) -この約1年間、南部キエンザン省ラクザー市の住民にとって、公共施設でのゴミ収集に当たる環境保全クラブ「セイヴィング・グリーン」の若いメンバーの姿がお馴染みの風景になっています。環境の清潔に貢献するこの有意義な行動は展開される毎に、環境保全について共同体の意識を高めてきました。
セイヴィング・グリーンクラブは2018年末に設立されました。当初のメンバーは、ラクザー市のフィン・マン・ダット中学校の生徒20人だけでした。クラブの主任であるミーさんは「以前、自分が、外国で勉強してきたベトナム人留学生の環境保全に関するビデオクリップに魅了されたことをきっかけに、グリーンライフやプラスチックごみ対策などを宣伝するためのクラブの設立を考えた。それから、同じ興味を持つ友達を誘って、このクラブを設立した。」と明らかにしました。あれから1年も経たないのに、クラブのメンバーは80人になっています。
ミーさんの話です。
(テープ)
「クラブのメンバーは、誰もが環境保護への意識を持っています。例えば、ビニール袋やプラスチック製品などの使用を制限することですね。近い将来に、我が校がプラスチックごみのない学校になり、また、学校の全ての生徒たちが卒業してからも、いつものように環境保全を意識するよう期待しています。」
セイヴィング・グリーンクラブが設立されてから、毎週末に、メンバーが、ゴミ収集、使い捨てプラスチック製品対策などを宣伝しています。こうした有意義な活動は、フィン・マン・ダット中学校の生徒を始め、地元の住民から積極的な応援を受けています。
ごみ収集をするメンバーたち |
クラブのメンバーのドアン・ミン・トウさんは次のように語りました。
(テープ)
「このクラブに参加してから、多くの有意義なことが身に付きました。現在、私は、ビニール袋の代わりに布袋を使用する他、オーガニック化粧品を使っています。これらは、環境保全と健康保護に貢献するからです。それぞれの人は、そんな意識を持て、周りの環境はきれいになりますよね。」
セイヴィング・グリーンクラブの参加者らは、生活環境に対する意識と責任を高める様々な体験をすることができます。クラブの運営のために、メンバーたちは、各自が費用を寄付します。クラブの副主任であるミー・アンさんはさらに、次のように明らかにしました。
(テープ)
「セイヴィング・グリーンクラブに参加したお陰で、私は、人間が誤った使い方によって生きる環境や、環境がどのように破壊されているのか、よく分るようになりました。その上で、環境と社会生活に対する自分の責任を認識してきました。クラブの一員である私は、全ての人々に対し、環境へのごみ廃棄を抑制して頂きたいと期待しています。」
セイヴィング・グリーンクラブは、ラクザー市の青年同盟と連携して、キエンザン省での「ゴミのない」プログラムを実現する計画です。セイヴィング・グリーンクラブのメンバーたちの有意義な行動は、グリーンとクリーンの環境作りに大きく貢献しています。