「ソクチャン省の低所得者支援」

「ソクチャン省の低所得者支援」 - ảnh 1

ベトナム南部のソクチャン省は、貧困の解消や住民の生活水準の向上という点で、多くの成果を収めています。低所得世帯向けの住居の建設にも力を入れています。これによって、地域の生産活動と生活の安定化が図られました。

ソクチャン省に住むタック・ロンさんは、新居に大変満足しています。ロンさんは10年前に結婚し、2人の子供がいます。ロンさん夫婦は親から贈られた小さい土地に仮の住まいを建てましたが、安定した仕事がなく、このままこの仮設の家に住まざるを得ないと考えていました。しかし、昨年の末に、ソクチャン省政府から新しい住宅の提供を受けました。ロンさんは、次のように話しています。

(テープ)

「以前、住んでいた仮の家は、雨が降ると浸水していました。家の事情を知った行政府は新しい家を建設してくれました。これから、生計を立て直します。鶏の飼育を計画しています。」

また、同じく低所得者層向けの住宅に入居したソン・ティエンさんは、次のように、喜びを語っています。

(テープ)

「以前、私の家には壁がなかったので、雨が降った時には、眠れませんでした。今は新しい家に引越しできて、安心しています。」

不便な地方に住むクメール族のロンさんやティエンさんと違って、ソクチャン省の省都ソクチャン市に住むカオ・ゴック・ヒエンさんも、住居の提供を受けました。低所得世帯のヒエンさんは、次のように話しました。

(テープ)

「子供が大学に通っていますので、生活は厳しいです。が、この住まいの提供はとてもありがたかったです。行政府に感謝しています。」

「ソクチャン省の低所得者支援」 - ảnh 2

ソクチャン省人民委員会の報告によりますと、昨年、貧困世帯向けの住居計画によって、およそ1400戸の家が建てられました。今までの建築総数は、2万6千戸を超えています。また、ソクチャン省は、低所得世帯に対して、住居の提供のほか、賃貸方式も取り入れて、貧困の解消をはかっています。その結果、昨年、貧困状態から脱け出したとみられる世帯は、9千を超えました。
今年に入って、ソクチャン省は、貧困解消のプロジェクトを強化するため、無償提供の住居の建設を進め、貧困世帯の割合を年間で、3%引き下げるという目標を掲げました。ソクチャン省人民委員会のグエン・チュン・ヒエウ委員長は、次のように述べました。

(テープ)

「経済の多様化を進める中で、農業や畜産業において、生産物をシフトします。その加工と消費も連動させていく予定です。また、住民の健康管理にも力を入れます。そして、クメール族の人々をはじめとした住民に対して、国防と安全保障に関する知識の向上を目指し、そのピーアール活動を促進します。」

現在、ソクチャン省では、新農村作り運動が実施され、電気や水道、道路、学校などのインフラの整備が進められています。同時に、貧困を解消するプロジェクトや低所得世帯向けの住居の建設が精力的に行われています。ソクチャン省のより多くの人々の生活の向上が期待されています。

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