テトを楽しむ今時の若者たち

テトを楽しむ今時の若者たち - ảnh 1


ベトナムの若者はテト祝いではなく、テト休みとしています。テトが来ると彼らは旅行に行ったり、社会活動に参加したりして、見識を広げることが狙いです。ハノイに住んでいるカオ・ティ・レ・アインさんは核家族なので、テトは毎年、北部山岳地帯ラオカイ省を訪れ、今回は4回目です。彼女は「こうした旅を通じて、家族愛を伝えあい、2人の子供が新しい土地を探検することができた」と、次のように話しています。

(テープ)

「毎年、子供たちはテトを待ちこがれています。両親が計画する旅を待ち望んでいるのです。私たちはマイカーで行きます。途中で休憩し、地元の様子をながめられるからです。」

この前、テトの時、アインさんの家族は親戚や友人の家を年始回りしましたが、今はよく旅に出ます。アインさんは次のように考え方を明らかにしています。

(テープ)

「以前、テトの日々に、旅行に出てしまうのは大家族に対する責任を果たさないと思いました。しかし、身内しか回らないなら様々な体験を見逃してしまいます。ですから、テト2日目か3日目まで大家族と一緒にテトを楽しんだ後、子供をつれて、旅行に出ます。」

他方、写真家ブ・タイン・コンさんはテトを機に国内各地を回って、風景や祭りの様子、人々の美しい写真を撮ります。毎年、テトが来るとコンさんは旅に行きます。家族と一緒に行くこともあれば、一人で行くこともあります。今年のテトには桃の花を撮るため、西北部に出かけました。コンさんの話しです。

(テープ)

「旅行や撮影に興味がある人にとってテトは写真を撮るよい機会となります。各地方の住民が美しい服を着たり、様々な祭りや民間遊戯が行われるなど大好きです。また、テトの雰囲気や気候も特別です。春の空気はあらゆる物を明るくします。」

一方、ハノイの通信会社に勤めているトゥ・フオンさんはテトを迎える度に、身寄りのない高齢者や孤児の援助を進めています。フオンさんは次のように語りました。

(テープ)

「テトが来ると誰もが笑顔を見せます。子供たちは新しい服を着て、お年よりは子や孫と一緒に楽しい日々を過ごしますが、設備で擁護されている人々は幸運に恵まれません。私はこれらの子供たちとお年寄りに小さいものでもいいので何か上げたいと思います。そうすることで、気持ちがよくなるのです。」

レ・アインさんやタイン・コンさん、トゥ・フオンさんなどの若者たちは様々なことを行いながらもテトの風習を重視しています。レ・アインさんは子供たちに民族伝統への理解を深めてもらいたいと述べ、次のように語りました。

(テープ)

「子供たちは成長しています。子供たちにテトの準備を手ほどきする一方、テト料理

バインチュンやベトナムのハム ゾーの作り方を教えます。また、大家族でテトを楽しみます。さらに、大晦日のご馳走を一緒に食べたり、お年玉をあげたりする風習を維持します。」

若者たちは前世代の人々と違った考えや方法をとりながらも、時代の流れに見合った伝統的風習を維持しています。テトの美しい伝統はいつまでもベトナム人一人一人の心に残ってゆくことでしょう。

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