(VOVWORLD) -行政当局がバンブーバスケットボート、および全長6メートル以上の船舶にも登録識別番号を発給したことで、船舶の港の出入りに役立つとともに、海難事故や船舶事故が起こっても、船主を検索しやすくなりました。
去る3月末に、南部バリアブンタウ省の漁村に住む漁民数千人が小型漁船の登録を受けました。これまで、漁民たちは、小さな漁船で主に日帰りで魚介類を獲る沿岸漁業に従事していたため、漁船の登録には気を配っていませんでした。現在、行政当局がバンブーバスケットボート、および全長6メートル以上の船舶にも登録識別番号を発給したことで、船舶の港の出入りに役立つとともに、海難事故や船舶事故が起こっても、船主を検索しやすくなりました。
船舶の登録手続きをしている |
ロンディエン県ロンハイ町にすむボ・タイン・ビンさんは、過去35年にわたり、バンブーバスケットボートで漁をしました。先日、ビンさんは、バンブーバスケットボートの新規登録を受けました。ビンさんは次のように語っています。
(テープ)
「以前、我が家のバンブーバスケットボートは識別番号がありませんので、船舶の衝突事故が発生した時、その事故の処理はとても大変でした。現在、バンブーバスケットボートの登録を受けられて、とても嬉しいです。というのは、いかなる事故が発生しても、船主は地元の行政府と連携して、その事故を上手く処理できるようになったからです」
一方、ダッド県ロクアン村にすむチエット・キム・ハイさんは、長年にわたり、日帰りで沿岸漁業を行っていたため、全長8mの船舶の登録を申請しませんでした。先日、ハイさんは、この船舶の登録を受けました。
(テープ)
「以前は、日帰りの沿岸漁業だけでしたので、船舶の登録について考えませんでした。関連機関が、操業中の船舶を管理するため、船舶の登録を行ってくれました。それぞれの船舶には識別番号を貼り付けるようになっています」
船体に登録識別番号を塗りつける |
現在、バリアブンタウ省では、およそ2400隻のバンブーバスケットボートが沿岸漁業を行っています。今年3月中に、すべてのバンブーバスケットボートに登録を行いました。ロンハイ町水産担当者は次のように語っています。
(テープ)
「ロンハイ町人民委員会の委託を受けて、それぞれの居住地の幹部は、船主の家を訪れて、船舶の登録手続きの手ほどきをしました。その後、私たちは、船主に船舶の登録識別番号を手渡しました。船主は、船体にその番号を塗りつけました」
バリアブンタウ省行政当局がバンブーバスケットボート、および全長6メートル以上の船舶に登録識別番号を発給することは、漁獲活動の管理だけでなく、管理機関がIUU=違法・無報告・無規制漁業を行う全ての行為を厳格に処分するのに役立つとされています。