2016年はベトナム観光部門にとって成功した年と言えます。ベトナムを訪れた外国人観光客は初めて1000万人を超え、前年と比べ26%増となっています。こうした成長を維持するために、ベトナムの魅力を活かして観光客を引き付けるのが重要だとみられています。
ベトナム観光のスローガン
最近は友だち同士のたびも流行っています。中村美穂子さんと杉山絹子さんはベトナム旅行を2回しましたが、2回ともツアーを利用しました。 ハノイ、ホーチミン、ハロン湾、ホイアン旧市街、古都フエなどベトナムの多くの有名な観光地に足を運びました。外国人観光客のほとんどと同様、ベトナムの魅力は美しい風景、活気あふれる街、おいしい料理を堪能しました。
しかし、3回目のベトナム旅行では、中村さんと杉山さんは、パックツアーでなく、ベトナムに滞在している友人に案内してもらいました。これにより、ハノイの路地にも入ってベトナムの日常生活を体験することができました。そして、音楽に興味があるので、コンサートや音楽会などへ行ってベトナム音楽の魅力を発見することができました。杉山さんは、すっかりベトナムの有名な女性歌手ホー・クィン・フォンさんのファンになりました。
(日本語のテープ)
一方、中村さんは、有名な作曲家フークアンさんの曲を紹介するコンサートに魅了されました。日本では、ベトナムの音楽について触れるならば、シンガーソングライターのチン・コン・ソンさんの曲を思い出しますが、フークアンさんの曲を楽しむことができてうれしく思うと話しました。
(日本語のテープ)
中村さんと杉山さんが買ったおみやげの中で、一番多かったのはベトナムの音楽CDです。二人は、今回のベトナム旅行で一番よかったのはベトナム音楽の魅力を発見したことで、次はベトナムへ行ってベトナム音楽をさらに楽しみたいと思うとしています。
カテ祭り
大手旅行会社APEXベトナムの代表取締役の北川晃一氏は、ベトナムは魅力がたくさんあると述べています。近年、日本のメディアはベトナムについてよく取り上げているものの、日本人はベトナムの多くの魅力をまだ知りません。その中で、ベトナムの祭りは素晴らしいものが多いですが、外国人にあまり紹介されていないとしています。
(日本語のテープ)
このように語った北川さんは、最近、ベトナム観光総局はウェブサイトを開設し、祭りに関する情報を掲載しているが、これからもさらに宣伝してほしいと述べました。ベトナム観光は近年、急速に発展していますが、ベトナムの魅力を生かして観光客を引き付けるのは重要な課題となっています。