ベトナム民族の偉大な指導者であるホーチミン主席は生前、有名な歴史文献や文学作品を残しておりますが、中でも「獄中日記」という詩集があります。この文学作品はベトナム共産兵士の楽観的精神を表すものです。
先頃、ホーチミン主席による「獄中日記」という詩集が発行されてから70周年にあたり、文化スポーツ観光省は「獄中日記」に関するシンポジウムを開催し、1942年8月29日から1943年9月10日まで、ホーチミン主席が漢字で執筆した133編の詩を紹介しました。この詩集にはホーチミン主席が監獄に収監されいた時、執筆した多くの物語がありますが民族の独立や国民の幸福に向けるというベトナム人の政治家の偉大な憧れを示すものです。フォン・リュウ教授は次のように語りました。
(テープ)
「この詩集の内容の中で「自由」という文字が繰返されています。それを通じて、詩人並びに民族一つの指導者としてのホーチミン主席は常に自由という憧れを抱いていました。ベトナムが独立を得た時、ホーチミン主席は国の名前をベトナム民主共和国にしました。その上、ベトナムの法的文書の中の目標言語には常に「独立―自由―幸福」という文字があり、すなわち、ベトナム民族は独立、国民は幸福という目標を達成するため、全力をあげて取り組んでいます」
「獄中日記」を読めば、あらゆる困難を乗り越え、自由という憧れを抱き、ベトナム革命運動の明るい未来への信念を置いたというホーチミン主席の意志を理解できるようになります。18箇所の監獄に収監されても、収監されても、ベトナム共産主義者の楽観的な考え方と強固な意志を見せました。「獄中日記」の詩は次のように書いています。
「獄中にはお酒も花もない、真夜中の美しい風景は心を揺らす、人は窓の外の月を眺める、月は窓を乗り越え、詩人を眺める」
「獄中日記」を読めば、若い世代は当時のホーチミン主席の思想の深い意味を理解できます。フォンレ教授は「獄中日記は一番深い意味を持つ肖像画である。その詩集の中の全ての詩は自然の美しい風景や人間の清々しい魂を現れているとの評論を出しました。一方、ブ・クァン・フォン詩人は次のように語りました。
(テープ)
「私はホーチミン主席の獄中日記についての評論を書きました。ホーチミン主席は社会の底辺を潜しても、ベトナム共産党戦士の傑出した意志を見せました。」
1960年以来、「獄中日記」という詩集はベトナム語、英語、ドイツ語、日本語、中国語、スペイン語に翻訳され、国内外で大きな反響を呼んできました。2012年10月1日、「獄中日記」が国家の文化財に認定されました。