ホアバン県ホアバク村ナムイエン集落に住むレ・タイン・ダンさんは、２０２１年に、家族の支援金と銀行からの優遇融資を受けて、家族の庭を改造して、ホームステイサービスの提供に着手しました。現在、ダンさんが実施している農業体験ホームステイは多くの観光客を引き付けています。

ダンさんは、５０００平方メートルの敷地に、およそ１００人を収容できる１６カ所のテントを建てています。毎日、延べ２００人の旅客が訪れ、宿泊します。宿泊客は、地元に住む少数民族コトゥ（CoTu）族の文化体験、絹織りものの見学をするほか、夜中のキャンプでもちいる遊び歌をうたい、キャンプファイヤーを囲んで踊ることもできます。

ダンさんは次のように明らかにしました。

（テープ）

「我が家がホームステイを実施してから、生活は以前より著しく改善されました。それに、若者をはじめ多くの村民の就労を支えています。２０２３年に、我が家の宿泊施設は延べ2000人の顧客を迎えました。近い将来、エコツーリズムサービスを提供する予定です」

一方、ホアバク村に住むディン・バン・コアさん一家は、4室のベッドルームのあるホームステイを運営しており、多くの村民を雇っています。コアさんは次のように語っています。

（テープ）

「飲食と宿泊のサービスを両立させて運営することにより、安定した収入を得られるようになっています。来場客はいつも混んでいます。食事の原料は、主に現地で生産されたものです。私たちは、地元の自然風景の美しさの保存に取り組んでいます」

ホアバク村人民委員会のタイ・ホアイ・ナム委員長は、青年によるスタートアップについて次のように評価しています。

（テープ）

「近年、ホアバク村における経済開発、特に観光分野は好転してきました。青年が運営しているホームステイは、地元での雇用創出、生活水準向上などに大きく貢献しています。村の青年たちは、活発で、あえて考え、あえて行動する精神を持っています」

ダナン市各レベルの青年同盟は、青年の経済開発に便宜を図っています。例えば、社会政策銀行と連携して、優遇融資政策を講じること、あるいは、商標登録、製品のPRなどをサポートすることなどです。

ダナン市青年同盟のレ・コン・フン副書記は次のように語っています。

（テープ）

「ダナン市の青年によるスタートアップ運動は盛んになっています。特に、ホアバン県に住む青年たちは、ホームステイの運営で成功しました。私たちは、青年の起業意欲に応えるために、ダナン市行政当局に優遇融資政策などについて引き続き助言します」

ダナン市の青年によるスタートアップの成功は、他の多くの青年にとってモチベーションとなっています。