(VOVWORLD) -ラムハ(Lam Ha) 県ディンバン(Dinh Van)町に住むカ・ロアンさん一家は、元々コーヒーだけの栽培用地に桑の栽培をして以来、生活が著しく改善されるようになりました。
この数年間、中部高原地帯テイグエン地方ラムドン(Lam Dong)省の少数民族居住地は、作物の転作、非能率的で時代遅れの農法、稲作、または、コーヒーの単作を撤廃して、経済的に価値の高い植物の栽培を行っています。その中で、桑を栽培して、蚕の飼育をする養蚕が安定した高い収入源をもたらす生産モデルとなっています。従って、多くの世帯は、貧困な状態を乗り越え、生活の改善を遂げてきました。
ラムハ(Lam Ha) 県ディンバン(Dinh Van)町に住むカ・ロアンさん一家は、元々コーヒーだけの栽培用地に桑の栽培をして以来、生活が著しく改善されるようになりました。カ・ロアンさんによりますと、養蚕による収益は、毎月平均約1千万ドン、5万円程度に上っているようです。
カ・ロアンさんは次のように語りました。
(テープ)
「我が家は、元々貧しい家庭でした。多くの耕作地を持ちませんでした。前は、稲とコーヒーだけをやっていましたが、収穫量はとても少なかったです。そこで、コーヒーの栽培用地に桑を栽培することにしました。桑の栽培と養蚕を行ってから、生活は一段と改善されつつありますよ。」
カ・ロアンさん一家と同様、ジリン(Di Linh)県タムボ(Tam Bo)村に住むク・ズさんの家庭も、桑栽培と養蚕のお陰で、生活に余裕が出ています。ク・ズさんは、現在、1kgの蚕の繭を17万ドン~19万ドン、約800円~900円の価格で販売すれば、毎月、およそ2千万ドン、約10万円の収益を得られると言います。
ク・ズさんは次のように語っています。
(テープ)
「農民協会の支援金を受けて、養蚕と桑栽培をすることにしました。この仕事をするため、我が家の生活は前より楽になってきました。今後は、桑の栽培面積を拡張する計画です。」
バオラム(Bao Lam)県ロクタン(Loc Tan)村農民協会のブイ・タン・フエン副会長は、桑の栽培と養蚕が大部分の住民生活の改善に貢献し、現地の貧困解消に繋がる試みであると明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「現在、大多数の住民は養蚕に必要な桑栽培に従事しています。稚蚕の購入価格は安くて、蚕の飼育期間は一回につき17日〜18日くらいの短期間で、それに、桑の栽培は、年に2回肥料をやるだけで簡単なので、多くの家庭が養蚕の仕事に従事しています。そのお陰で、住民たちの生活水準は日増しに高まっていますよ。」
なお、ラムドン省は、2023年までに、桑の栽培面積を1万ヘクタールに、桑の葉の収穫量を21万トンに、繭の生産量を1900トンに上るように取り組んでいます。