「千の良い行い」という運動

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「千の良い行い」運動で立派な成績を収めた児童の表彰式

50年前の1963年3月24日、ベトナム北部バクニン(BacNinh)省トウ・ソン(TuSon)町リエン・ソン(LienSon)中学校(現タムソン(TamSon)中学校)少年同盟の担当者グェン・ドク・テインさんの構想で、「千の良い行い、ホーおじさんの5つの教えを実現しよう」という運動が開始されました。それ以来、「千の良い行い」は全国少年の幅広い運動となり、ホーチミン主席の道徳を見習おうという運動において青少年の教育に役立ってきました。

あれから50年が経ちましたが、「人民教師」「労働英雄」称号を与えられたグェン・ドク・テインさんはそのことが忘れられません。リエン・ソン中学校の少年同盟の担当者グェン・ドク・テインさんは「千の良い行いをし、ホーおじさんの5つの教えを実現し、ホーおじさんのよい人になるように」という競争運動、略にして「千の良い行い」運動を開始しました。テインさんはその記念について次のように明らかにしました。

(テープ)

「千の良い行いをすることは良い仕事をたくさんするという競争です。『年少者でも、大きな知恵があり、小さな仕事も大きな意義がある』というのは大切なことです。ホーチミン主席の5つの教えでは、「千の良い行い」は祖国と同胞を愛するという最初の教えを動機、目的、態度にして、勇敢さと夢中を作り出した上で、次の4つの教えを実現することにしました。」

ところで、のタムソン中学校は1961年に創立されました。その当時、同学校と少年同盟は「私の故郷には新しい学校がある」をテーマにした活動を発動しました。この活動では、良き教え、良き勉強、任務を立派に果たすという競争運動が行なわれました。鶏を飼って戦場へ送ることや、戦地にいる兵士の家事を助けること、村の掃除など適切で役に立つ行ないは多くの少年、児童からの協力を得ていました。

それから、「千の良い行い」運動はドイツでの1971年のベルリン サマーキャンプ、モンゴルでの1975年のウランバートル サマーキャンプ、ラオスでの1988年のビエンチャン サマーキャンプなどでも広く展開されるようになりました。

この50年間、この運動を実施することで、多くの手本が生まれました。例えば、困難を乗り越えて学習すること、落し物を拾い失くした人に返すこと、お婆さんに上着をあげること、恩を報いる行いなどです。

先頃、全国の72人の少年、児童がこの運動に積極的に参加し立派な成績を収めたため、国家主席から「千の良い行いの勇士」という称号を授与されました。そのうちの一人である南部バリアブンタウ省ファンチュウチン中学生のニャム・ティ・タン・フォンさんは次のように語っています。

(テープ)

「これは適切な運動だと思います。この運動を通して多くの人々が自分の利点を活かすことができるのです。この運動に参加したお陰で、私は、他の人から多くのことを学ぶようになりました。」

一方、少年中央評議会のグェン・ティ・ハー会長は次のように語りました。

(テープ)

「これまで千の良い行い運動を通して、勇敢、謙遜、実直な性格を示す多くの手本が出て来ました。運動で立派な成績を収めた少年を対象に授与される「勇士」という賞は、新たな段階における幅広い影響力を持つようになりました。この運動はそれぞれの少年、児童にとって日常の活動となり、彼らの普段も良い行いでなければなりません。」

この50年、「千の良い行い」運動は幾世代かにわたって維持され、発展してきました。この運動は、少年・児童によって学習と社会活動の参加を鼓舞すると同時に、強固なホーチミン少年同盟作りにも寄与しています。

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