夏休みの子供「体験入隊」

ベトナムでは、夏休みになると、多くの家庭は子どもに色々な学習をさせています。その中で、ここ数年、部隊生活の体験が生徒たちにとって有益な活動となっています。

今年の夏休みに北部バクザン省ランザン県に駐屯する防空空軍の防空師団228号は部隊生活体験に参加する11歳から17歳までの生徒102人のを受け入れています。

毎朝5時半、起床を知らせるゴングの音と伴に、全ての生徒は一斉に起きます。蚊帳や布団をたたみ、きちんと並び、庭へ出て、体操を始めます。生徒たちは一日中、部隊の生活に従わなければなりません。食事の時間が来ると、椅子を食堂へ持っていきます。食後、茶碗などを綺麗に片付けます。そして、訓練の準備をします。生徒らにとって参加当初の訓練はかなり困難でした。中学生のグェン・ドク・フィさんは一人っ子のため家では家族全員が甘やかしています。しかし、部隊の生活体験に参加してから、フィさんは部隊兵士のように上の規定を守らなければなりませんでした。洗濯も自分でしなければなりません。ゲーム遊びも禁止、携帯電話をも使用してはいけませんでした。当初、厳しい規定に慣れないため、フィさんは泣くばかりで、家に帰りたかったです。しかし、4日後、周りの人々の励みを受けたフィさんは段々面白くなてっきました。

夏休みの子供「体験入隊」 - ảnh 1



当初、厳しい規定に慣れないため、フィさんは泣くばかりで、家に帰りたかったです。

フィさんは次のように明らかにしました。

(テープ)

「当初、朝5時半に起床しなければならなかったので、とても怒りました。でも、だんだん慣れてました。起床を知らせるゴングの音より先に、起き、蚊帳と布団を畳んだり、洗顔洗面をしました。家の場合は、蚊帳と布団をあまり畳んでいなかったのです。部隊の生活体験に参加して、私は色々なよいことを身に付けるようになりました。この体験が終わっても、家で、軍隊のライフスタイルを維持したいと思います。」







夏休みの子供「体験入隊」 - ảnh 2

部隊の生活体験コースの青年ボランティアの一人であるグェン・トオン・ミンさんによりますと、部隊の駐屯施設で初めて暮した生徒らは、両親を思い出し、軍隊の厳しい生活に慣れていないため、殆どが泣いてばかりでした。参加してたった2日目に、家に戻りたくなった人も居ました。そこで、ミンさんたちは、その子の話を耳に傾けて、詳しく分析して説得するようにしました。ミンさんは次のように語りました。

(テープ)

「私たちのようなボランティアは一般的な生活において参加者を助ける任務を果たします。参加者らが新しい環境に慣れるためには、かなり多くの困難がありますよ。部隊の生活は家と異りますから、子供たちを指導しなければなりません。」







夏休みの子供「体験入隊」 - ảnh 3

ところで、2009年から、ホーチミン共産青年同盟中央委員会の青少年センターは部隊の生活体験コースを展開してきました。ブイ・ゴック・ミン センター長によりますと、このコースの参加者らはベトナム人民軍について深く理解する事ができる一方、生産活動や部隊向けの活動などを体験する事も出来ます。ミンセンター長は次のように語りました。

(テープ)

「まもなくコースが終了しても、参加者らはさらに参加したい気持ちを表わしました。これは喜ばしい事です。今後も、私たちはこの活動を継続してゆきたいのです。このコースに参加した後の子どもたちは、集団行動ができるようになりました。それは、私たちの目的です」

部隊の生活体験コースは生徒たちにとって有益な夏休みの活動となる事でしょう。

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