少数民族への住宅用地の提供


貧しい少数民族への住宅用地の提供に関する政府の政策に従って、これまでに、南部メコンデルタ地域のチャビン省では、2千世帯がこの政策の対象となりました。安定した住宅を所有することは、少数民族の貧困解消に寄与することになります。

少数民族への住宅用地の提供 - ảnh 1
土地使用権の証明書を持っているサ・レンさん

チエウカン県ヒエウトウ村に住むキ・サ・レンさんの家庭は貧困世帯である一方、一家の主人が十数年近くも、体が麻痺しほとんど動かせないことから、彼女の生活はさらに困難になってきました。サ・レンさんの家族の二世代にわたって、他の人の土地を借りて生活をしていました。去る5月に、彼女の家庭は現地の行政当局からおよそ250平方メートルの住宅用地を受けました。

ところで、チャビン省における住宅用地を受ける2千世帯の8割は仮住まいに生活しています。そこで、皆は、住宅用地を受けて、とても喜んでました。ヒエウチュン村に住むタック・マイさんは次のように語っています。

(テープ)

「僕は結婚してからも、両親から住宅用地を一坪さえもらえませんでした。現在、国家から住宅用地を提供され、とてもありがたいです。これから、さらに安心して働きたいと思います。」

土地の提供政策によりますと、それぞれの世帯は、3300万ドン(約19万円)相当の土地を受けることになります。その金額は、国家予算からは3千万ドン、現地行政当局からは300万ドン含まれます。各地方行政当局は、そのお金で、貧しい世帯に土地を買って提供します。住民はその土地の一部分に、住宅を建て、残りの土地の広さによって牛舎や養鶏場、魚養殖池、菜園などを建設することもできます。チエウカン県の行政当局は、128世帯に5万平方メートル以上の土地を買って提供しました。平均1世帯は400平方以上の土地を受けました。この面積は予定の二倍増となりました。チエウカン県民族担当委員会のソン・ソ・フォン委員長は次のように明らかにしています。

(テープ)

「1世帯にあたり3300万ドンはちょっと少ないですが、指導員会の決意と共に地方行政当局と各団体や部門は、土地に余裕のある人々に、貧しい少数民族のために支援し合う必要があることなどを宣伝しました。ですから、土地のある人々が党と国家の政策を深く理解するようになり、多くの土地を販売してくれたのです。」

実際、政府の貧しい人々への土地の提供政策が、南部メコンデルタ地域の少数民族居住地の生活の変化に最も有利な条件を作り出すのが現実です。この政策は貧しい人々に安定した住まいを与えて助けるだけでなく、持続可能な貧困解消に寄与しています。

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