少数民族向けの全寮制学校の生徒に配慮するソクチャン省
(VOVWORLD) -同省の教育訓練部門が少数民族出身の生徒を対象にした特殊政策を講じたことにより、多くの生徒たちは、卒業後、大学や、短期大学、専門学校に進学しました。
ベトナム南部ソクチャン省には100の教室を有する少数民族向けの全寮制学校10校があります。これらの学校では3300人あまりの少数民族出身の生徒が在学しています。同省の教育訓練部門が少数民族出身の生徒を対象にした特殊政策を講じたことにより、多くの生徒たちは、卒業後、大学や、短期大学、専門学校に進学しました。
チヤウタン県の少数民族向けの全寮制中学校は、キレイな校庭と近代的な設備を備えた学校の一つです。4年間にわたり、同校に在学するチャン・チャン・ターさんは、この学校の学習環境がとても充実する一方、学費の心配もないと明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「学年の初めに、ノートや、ペンなどの学習用具が学校から十分に提供されます。教師は私たちの寮生活に配慮し、私たちは勉学に励んでいます」
2024・2025学年に、同校には265人の生徒が在学しています。生徒たちは、学習の期間中に親元を離れたものの、教師の配慮、激励を受けて、学習に取り組んでいます。
この全寮制中学校の生徒たちは、常に文化、スポーツ、音楽活動に参加しています。チヤウタン県の少数民族向けの全寮制中学校に在学する1年生のソン・ハオ・ギーさんは次のように語っています。
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「私は歌を歌うのが好きなので、学校の課外活動によく参加します。例えば、のど自慢コンクールに参加し、賞をもらいましたよ」
チヤウタン県の少数民族向けの全寮制中学校は、生徒に少数民族の伝統文化に関する基本的な知識を習得させるとともに、伝統祭り、文化習慣、民間遊戯、民謡などを紹介するため、毎年、文化教育活動を行います。ド・バン・ノ校長は次のように明らかにしました。
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「当校は、各民族の伝統文化の維持、保存、及び活用に貢献するため、様々な活動を行っています。近年、私たちは、歌舞、体育、スポーツに関わる活動をよく開催しました。これらは、生徒たちに有益な遊びの環境を設計するとともに、生徒の学習意欲を高めるのに役立つとされるているからです」
チヤウタン県の少数民族向けの全寮制中学校は国家基準を満たす学校です。毎年、同校は、学校の改修、施設・備品の充実、遊びの場の改築などを行います。ド・バン・ノ校長はさらに次のように述べています。
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「国家基準を満たした学校で働く教師、職員は自らの責任を深く意識しています。彼らは、生徒の学習や寮生活に気を配っています。特に、寮生活における生徒たちが自立、ライフスキルを身に付けるように助けてあげます」
チヤウタン県の少数民族向けの全寮制中学校を初めとする一般的な少数民族向けの全寮制学校は、少数民族居住地と山間部における質の高い人材開発に重要な貢献をもたらします。